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約10万円の「低価格MacBook」登場?あなたの次のPC選び、根底から変わるかもしれません

カラフルなMacBookのイメージ画像。グリーン、ブルー、イエローなど複数カラーが並ぶ構図
(画像はスマホライフPLUS編集部作成)

「MacBookは高い」が3月4日に崩れるかもしれない?

「MacBookが欲しいけど、さすがに16万円は出せない」──そう思って、渋々Windows機を選んだ経験はありませんか?

実はその悩み、Appleも十分に理解していたようです。3月4日に迫った発表イベント「Special Experience」で、約10万円前後の低価格MacBookがお披露目される可能性が急浮上しています。ニューヨーク、ロンドン、上海の3都市同時開催という異例の規模感からも、Appleの本気度がうかがえます。

現行のMacBook Air(M4)が日本で最安16万4,800円であることを考えると、もし699ドル(約10万8,000円)で出てくれば、約6万円も安い計算です。これはもう「ちょっと安い」ではなく、まったく違う客層に手が届く価格帯と言えます。

そもそも、なぜ安くできるのか?「iPhoneの頭脳」という逆転の発想

Mシリーズではなく「Aシリーズ」を載せるという大胆さ

低価格の秘密は、搭載チップにあります。通常のMacに載っているMシリーズチップではなく、iPhone 16 Proと同じA18 Proチップを採用するというのです。Mac史上初めて、iPhoneと同じ系統のプロセッサを搭載することになります。

「え、iPhoneのチップで大丈夫なの?」と思うかもしれません。でも、A18 Proのベンチマークスコアは初代M1をわずかに上回る水準です。M1 MacBookは2020年の発売以降、多くのユーザーが「十分すぎる」と評価してきたマシン。つまり、Web閲覧、文書作成、動画視聴、ビデオ通話といった日常用途であれば、何の問題もありません。

さらにA18 ProにはNeural Engineが搭載されており、Apple Intelligenceにも対応します。「安いから最新のAI機能が使えない」という心配は不要です。

スペックの全体像を整理する

リーク情報をまとめると、主なスペックは以下の通りです。

・チップ: A18 Pro(iPhone 16 Pro相当)
・ディスプレイ: 12.9インチ
・RAM: 8GB(※未確定)
・筐体: アルミニウム製、カラバリ豊富(グリーン、ブルー、イエローなど)
・価格: 599〜799ドル(約9万3,000〜12万4,000円)

12.9インチという画面サイズは、現行MacBook Air(13.6インチ)よりやや小ぶり。持ち運び重視の設計と考えるのが自然です。

ここが悩みどころ:RAM 8GBという「2026年の弱点」

正直に言えば、手放しで絶賛できないポイントもあります。

最大の懸念はRAM 8GBです。2024年以降、Appleは全MacのRAMを16GB以上に引き上げてきました。その流れに逆行する形です。普段からブラウザで20〜30タブを開き、裏でSlackやSpotifyを動かすような使い方をしている方は、メモリ不足を感じる場面が出てくるでしょう。

ストレージも最小構成で256GBにとどまる見込み。写真や動画をたくさん保存する方にはやや窮屈です。同じ価格帯のWindows機なら512GBのSSDを積んだモデルも珍しくないため、「容量あたりのコスパ」ではWindowsに軍配が上がります。

つまりこのMacBookは、「何でもこなせる万能機」ではなく、「やることが明確な人にとっての最高のエントリー機」と捉えるべきです。

Windowsノートにとって「最悪のタイミング」である理由

この低価格MacBookが厄介なのは、登場タイミングです。

現在、Windows陣営の新世代チップ事情はこうなっています。

・Intel Panther Lake(Core Ultra Series 3): 搭載ノートは1,299ドル以上が中心。600〜800ドル帯はまだ先。
・Qualcomm Snapdragon X2 Plus: 800ドル帯を狙うが、出荷は2026年後半。
・AMD Ryzen AI 400シリーズ: やはり手頃な価格帯への展開はこれから。

つまり、600〜800ドルのWindows機は2〜3年前のチップに頼らざるを得ないのが現状。ここにAppleが最新チップ搭載の新品MacBookを投入すれば、半年近く「対抗馬不在」の状態が続くことになります。テック系YouTubeチャンネルのHardware Canucksも「Windowsノートにとって最悪のタイミング」と評しています。

「買い」なのはこんな人

迷わず検討すべき人

初めてのノートPCを探している学生。 iPhoneとの連携がシームレスで、macOSはウイルスリスクも比較的低い。
家族用のサブ機が欲しい方。 リビングに置いて調べものや動画視聴に使うなら、これ以上のコスパはなかなかありません。
古いChromebookからの乗り換え組。 ChromeOSの制約から解放されつつ、価格帯を大きく変えずにステップアップできます。

もう少し待った方がいい人

すでにM1以降のMacを持っている方。 性能面でのアップグレードにはなりません。
動画編集や開発など、負荷の高い作業をする方。 RAM 8GBはプロユースには厳しいです。素直にMacBook AirのM4モデルを選びましょう。
自由にカスタマイズしたい方。 メモリ増設やストレージ換装ができるWindows機の方が合っています。

「安いから買う」の前に、知っておくべきこと

最後に一つだけ、頭の片隅に置いておいてほしいことがあります。

Appleのエコシステムは、入るのは簡単で出るのは難しいという性質を持っています。iCloud、AirDrop、iMessage、Apple Watch連携……一度これらに慣れると、Windowsへの移行は想像以上に面倒です。

今回の低価格MacBookは、Appleが「まだApple製品を使っていない数億人」に向けて門戸を開く戦略的な一手です。初期出荷500万〜800万台という強気の数字が、それを裏付けています。

価格だけで飛びつくのではなく、「自分の使い方に合っているか」「このエコシステムに入る覚悟はあるか」を冷静に考えた上で、3月4日の発表を待ちましょう。答え合わせはもうすぐです。

出典:【Macworld

※サムネイル画像はスマホライフPLUS編集部が作成しています。

スマホライフPLUS編集部

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