Wi-Fiでのインターネット速度が遅い、もしくはつながりが不安定といった不満を感じたことはあるだろうか。スマートフォンやパソコンなどは毎日使うものだからこそ、ネット環境は整えておきたいところだ。実際にインターネット回線を利用している人は、どの程度自分のWi-Fiルーターの速度に関心があるのだろうか。メディアぴかまろが現在インターネット回線を利用している300人に調査した、Wi-Fi環境や関心度を紹介する。
インターネット環境は7割以上が「満足」、利用回線は「光回線」がトップ
光回線やWi-Fiの最新情報を届けるメディアぴかまろでは、2024年12月11日~18日、インターネット回線を利用している計300人を対象に、Wi-Fi環境についてインターネット調査を行った。
「インターネット回線の利用状況」を尋ねたところ、1位は「光回線」(69.3%)だった。2位の「モバイルWi-Fi」(21.7%)を大きく離してトップとなった光回線は、日本での普及率が99.72%(参考:総務省|情報通信白書)と高く、「インターネットと言えば」というイメージも強い。2位のモバイルWi-Fiは、自宅の都合上光回線の工事ができない人や、光回線ほどの速度を求めていない人が主に利用しているようだ。
また、現在のネット環境に満足している人は70.3%と過半数を占めた。特に光回線を利用している人は満足度が高い傾向が見られ、モバイルWi-Fiを利用者は、満足と不満が半々という結果に。速度に関してはエリアによって異なり、モバイルWi-Fiの場合は5Gエリア内かどうかが大きく関係している。
「Wi-Fiが遅い・不安定だと感じる頻度」の質問には、「ほとんどない」(41.7%)が1位となり、「月に数回」(30.3%)、「週に数回」(19.7%)、「毎日」(25%)と続いた。1位は「ほとんどない」だが、3割は月に数回、3割弱が毎日~週に不便を感じていることが判明した。
また、速度に関しては利用しているエリアによって異なり、モバイルWi-Fiの場合は5Gエリア内かどうかが大きく関係してくるという。
Wi-Fiルーター交換で速度改善!? その真相は…
Wi-Fiでのインターネット速度が遅い・不安定だと感じている人は、何か対処をしたことはあるのだろうか。
「Wi-Fiルーターを交換したことがあるか」との問いには、66%が「はい」と答えた。しかし、「Wi-Fiルーターを交換した結果、速度や安定性は改善したか」との問いには、変わらない(48.3%)が約半数に。2位は「少し改善した」(31.7%)で、「とても改善した」(17.7%)を上回った。
少数ではあるが「悪化した」(2.3%)という声もあり、Wi-Fiルーターを変えたことで速度が「改善した」「変わらない」は、ほぼ同数という結果となった。
Wi-Fiルーターを交換してネット速度が改善するケースは、ルーターが古くて回線速度をフルに活用できていなかった場合などが考えられるそうだ。逆にWi-Fiルーターを交換してもネット速度が改善しないケースとしては、光回線をADSL・VDSL回線のマンションで利用している場合や、すでにWi-Fi6対応などの高性能のルーターを使用している場合が挙げられる。
では、もし「劇的に改善する」という情報を聞いた場合、どれぐらいの人がWi-Fiルーターの交換を検討するだろうか。
アンケートで同様の質問をしたところ、「少し興味がある」(50.0%)が5割だったが、約3割はルーターの交換を考えないと回答。「Wi-Fiルーターを交換したら速度が改善する」というイメージはあるが、交換すれば必ず速度が改善するという認識ではないようだ。
ただし、Wi-Fiルーターを交換した人に理由を尋ねると「購入して10年以上経っていて、接続が不安定になっていたため」「回線を100Mから1Gに高速化したので対応するルーターに交換した」「前持っていたルーターが光回線対応ではなかったため、値段が安く対応しているルーターに切りかえた」という声も。
上記のケースではWi-Fiルーターを交換することで速度の改善が期待できるため、同様の環境の人は交換を検討しても良いのかもしれない。
出典元:【株式会社IoTコンサルティング】
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