どの年代にとっても、スマホの通信速度は重視するポイントです。高校生においても、カフェやファストフード店で課題や宿題をするとき、学校で過ごすとき、ショッピングモールで楽しむときなど、さまざまな場面で通信の繋がりやすさを意識しているでしょう。では実際に、どのキャリアが繋がりやすいのか、満足度を調査した「2025年高校生のスマホとAIの利用実態調査」をご紹介します。

8割近くの高校生が外出時のスマートフォンの通信は「繋がりやすい」と回答

MMDLabo株式会社が運営するMMD研究所では、大手3キャリアを契約している高校生600人を対象に「2025年高校生のスマホとAIの利用実態調査」を実施。
はじめに「直近半年間で経験した外出時のスマートフォンの通信」について調査すると、「繋がりやすかった」「やや繋がりやすかった」といった回答は合わせて78.0%に。一方、「やや繋がりにくかった」「繋がりにくかった」と答えた人は22.0%という結果で、多くの高校生が繋がりやすさを実感していることが判明しました。

「通信速度の満足度」においては、「満足」「やや満足」を合わせると満足度が高かったのは、KDDIが89.0%と最も高く、次いでソフトバンクが88.5%、NTTドコモが77.5%の結果となっています。

一方、「通信の安定性の満足度」においては、通信速度の満足度で1位だったKDDIを抑えてソフトバンクが88.5%で1位に輝きました。
外出における利用サービス別通信の繋がりやすさは「インターネットブラウザ」が1位に

続いて、直近半年の外出時における利用サービス別通信の繋がりやすさをたずねると、最も割合が多かったのは66.7%の「インターネットブラウザ」でした。次いで「SNS」が66.3%、「通話」が65.5%となっています。

通信会社別に見ると、全項目においてソフトバンクが1位にあがり、高校生の中で高い評価を受けていました。
外出時のシーン別通信の繋がりやすさ、総合1位は「ソフトバンク」

次にシーン別通信の繋がりやすさを調査した結果、総合/全体的を含む10項目中、「ソフトバンク」が9項目で1位を獲得しました。特に「繋がりやすい」との回答が多かったのは、「ショッピングモールや商店街」で72.0%。そのほか、「カフェやファストフード店」(68.0%)や「学校」(65.5%)なども高い割合を占めています。
ソフトバンクは総合的/全体的な満足度も77.0%にのぼっており、繋がりやすさを実感する高校生が多いことがうかがえます。
なお、2位となったのは「KDDI」でした。総合/全体的な評価は72.0%で、ソフトバンクと5ポイントの差があったものの、繋がりやすさについては高い評価を得ています。
本調査から、大手キャリアを使用する高校生の多くがショッピングモールやカフェ、学校におけるスマホの通信面に満足していることがわかりました。ちなみに同調査によると、高校生のスマートフォンでのAI利用は6割とのこと。今後AIを活用する場面が増えることも予想されるため、スマホの通信速度や安定性のさらなるアップデートに期待したいところです。
出典:【MMD研究所】
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