そろそろ子どもにスマホを持たせようかと悩む親もいるだろう。そんなときにチェックしておきたいのが、子ども用ではどのキャリアが多く利用されているのか、通信費はどのくらいかかるかといったことではないだろうか。LiProが子どもの格安SIMの利用実態について調査を実施し、その結果を明らかにした。

利用しているキャリアは「楽天モバイル」が多数
株式会社イードが運営するスマートフォン・デジタルライフの情報メディア「LiPro」は、子ども用に格安SIMを契約した経験のある保護者404人を対象に、「子どもの格安SIMの利用実態」についてアンケートを実施。小学生と中学生の子どもを持つ家庭が全体の約83%を占め、義務教育段階での関心の高さがうかがえる。

子どもが利用しているキャリアは「楽天モバイル」が116人(28.7%)で最も多く、「ワイモバイル」85人(21.0%)、「UQモバイル」75人(18.6%)と続いた。上位3社で約7割を占めており、コストパフォーマンスと通信品質のバランスを重視した選択が目立つ。
続く「ahamo」「LINEMO」「povo」などからも、主要キャリアのサブブランドを中心に、料金の安さと使いやすさの両立を重視する家庭が多いことが読み取れる。

また、子どものスマホ通信料金は「1,000円~1,999円」が153人(37.9%)で最多。「1,000円未満」が111人(27.5%)、「2,000円~2,999円」が98人(24.3%)となった。全体の約9割が3,000円未満で、比較的低価格帯のプランが主流となっている。
親子割・家族割りの利用は約7割

続いて、スマホ契約とあわせて利用している割引制度については、「自宅セット割または家族割のいずれかを利用している」137人、「家族割のみ利用している」127人で、合計278人(68.8%)が何らかの割引を活用していた。
一方、「どちらも利用していない」家庭は126人(31.2%)にとどまり、家族全体で通信費を抑える意識が広く根づいていることがわかる。

また、子ども向けのスマホプランを選ぶ際に、最も重視するポイントを尋ねると、やはり「料金の安さ」が250人(61.9%)で最多となり、次いで「見守り・フィルタリングなどの安全機能」65人(16.1%)、「通信容量・速度のバランス」35人(8.7%)という結果になった。
価格重視が強い一方で、安全面や使いやすさを重視する層も一定数見られた。家庭では、費用を抑えながら子どもの安全を確保できるというバランスを重視する姿勢が浮き彫りとなった。
出典:【LiProインターネット】
※サムネイル画像(Image:Shutterstock.com)※画像は一部編集部で加工しています




