近年、スマホやSIMは価格の安さが求められるようになり、「格安」を謳うものが増えている。実際に格安スマホや格安SIMにおいて、どのキャリアが人気なのだろうか。オリコン株式会社は、グループ会社である株式会社oricon MEが、実際のサービス利用者を対象に第三者の立場で回答してもらう「格安SIM」「格安スマホ」についての顧客満足度調査を実施した。
格安SIM部門では「mineo」が4年ぶりに3度目の総合1位を獲得
今回の調査結果から、格安SIMにおけるオリコン顧客満足度の総合ランキングを見てみると、mineoが72.3点で1位であると判明し、これは4年ぶりで3度目の1位だという。2位は「イオンモバイル」で71.3点、3位は「IIJmio」が71.1点となり、以降もあまり差をつけず、「日本通信SIM」「Y!mobile」「UQmobile（以下UQモバイル）」「NUROモバイル」が続く結果となった。
項目別でのランキングを見てみると、総合ランキングでトップだったmineoが「加入手続き」「プランの充実さ」「カスタマーサポート」で1位を獲得。しかし、総合ランキングで上位4位以下だったY!mobileが「キャンペーン」「通信速度・安定性」「付帯サービス」でトップ。日本通信SIMも「初期設定のしやすさ」「利用料金」でトップとなり、各キャリアそれぞれに強みがあることが分かる結果となった。
格安スマホ部門では「IIJmio」が2年連続で3度目の総合1位を獲得
今回の調査結果から、格安スマホにおけるオリコン顧客満足度の総合ランキングを見てみると、「IIJmio」が70.8点で2年連続3度目の1位と判明。2位は「Y!mobile」で69.1点、3位は「UQモバイル」で68.1点となった。ほとんど点数に差はないものの、2年連続でY!mobileやUQモバイルを後につけるIIJmioの格安スマホは、間違いなく高品質であると言える。
項目別ランキングを見ると、総合ランキングで1位だったIIJmioが9項目中、なんと7項目で1位を獲得。IIJmioは、ユーザー目線で総合的に満足度の高い格安スマホであることが分かる。なお、「通信速度・安定性」ではUQモバイルが1位、「付帯サービス」ではY!mobileが1位を獲得した。IIJmioはこれからもトップを走り続けるのか気になるところだ。
現在も格安スマホ・格安SIM市場は新規参入が相次ぎ競争が激化。各キャリアが今後どのように差別化し、特色を打ち出すかが生き残りの鍵となる。
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