実際に耳かきカメラは使えるの!? 注意点は?
それでは、実際にダイソーの耳かきカメラで耳の穴を映像で確認してみましょう。
最初に気が付くのは、耳かきカメラのLEDライトは非常に明るく、暗い耳の穴に入れても問題なく内部の映像を確認できること。
耳かきカメラにはLEDが6個搭載されているため光量も十分あるんですね。取扱説明書にも光を直接見ないように明記されているので、注意してください。

続いて、実際に映像を見ながら耳かきをしてみましょう。カメラの焦点距離は2cmほどあるので、近い部分しかピントが合わないのですが、イヤーピックの長さも2cmくらいなので、耳かきをするには十分です。
ただ、耳の奥の状態を確認したい場合は、ピントがボヤけてしまうため、本当は4cmぐらいまで見えると良いなと思いました。
とにかく、自分の耳の穴の状態を見るのは不思議な感覚で、けっこう楽しく使うことができました。



たった1,100円なのに、しっかり耳の穴の映像を映し出せたダイソーの耳かきカメラですが、実際に使用してみて注意したいことを紹介しましょう。
まず、耳かきカメラは先端のLEDが徐々に熱くなってくるため、耳の穴のなかでLED部分が皮膚に触れると、ちょっとビックリすることになります。
実際に温度を計ってみると36.8度まで上がっていました。もちろん、火傷するほど熱いわけではないのですが、最初にLEDが熱くなることは覚悟しておいたほうがいいでしょう。

次に、耳かきカメラの直径は5.5mmもあり、耳の穴に比べちょっと太く、イヤーピックは最大で約7.3mmもありました。
そのため、耳かきをする動作が制限されてしまい、必ずしもうまく耳かきができないのです。しかも、このイヤーピックは外れやすいので、耳かきは慎重にやる必要があります。
実際に使ってみた感じでは、一度耳かきカメラで耳の穴のなかを映像で確認したら、普通の耳かきを使って掃除するのがベストな使い方ではないかと感じました。


まとめ
いかがでしょうか? 今回はダイソーの「耳かきカメラ」を実際に購入して使ってみました。
たった1,100円という激安価格でマイクロスコープが手に入るため、SNSでも話題となった商品ですが、実際に使ってみるとカメラやイヤーピックが太くて、映像を見ながら耳かきをするような使い方はちょっと難しいと感じました。
とはいえ、自分の耳の穴の状態を映像で確認できるのは楽しいですし、そのあと、普通の耳かきで掃除すればいいのかなと思います。
また、この耳かきカメラはマイクロスコープとして、ちょっとした隙間に滑り込ませることができます。たとえば、排水溝の汚れ具合を確認したり、タンスの隙間に落ちたものを確認するといった用途でも十分使えるでしょう。
※文中の価格はすべて税込です。
※記事中の商品は筆者(編集部)が購入時点のものです(2025年2月)。店舗によっては在庫切れ、取り扱いがない場合もありますのでご了承ください。