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iPhoneでも使える! 充電とUSB接続を両立するPD 100W対応のOTGアダプタが超便利!!

スマホのUSB-CポートにUSBメモリを接続すればデータのバックアップができますが、その間はUSB-Cケーブルで充電することができなくなりますよね。それを解決するには「USB Type-A」でUSB機器を利用しながらPD 100W対応の「USB Type-C」で充電できるOTGアダプタがオススメです。

PD 100W対応OTGアダプタがあれば充電しながらUSBメモリも使える!

USB-Cポートを持つAndroidスマホやiPhone 15以降のモデルでは、ストレージ容量が足りないときにUSBメモリでバックアップできます。

しかし、ひとつしかないUSB-CポートをUSBメモリで使ってしまうとUSB-Cケーブルでの充電ができなくて困ってしまいますよね。そのようなときは「PD 100W対応OTGアダプタ」を使ってみましょう。

USB OTGとは「USB On-The-Go」の略で、USBの規格を制定する団体「USB IF」が定めたUSB機器同士を接続して使うための規格。つまり、スマホにUSBメモリなどを接続すると、スマホ側がUSBメモリを認識してデータのバックアップなどができるようになるんですね。

また、PD 100Wは「Power Delivery(パワーデリバリー)」の略で、最大100W(20W/5A)までの急速充電が可能となる規格。こちらもUSB IFが策定したものです。

このようなPD 100W対応OTGアダプタは、Amazonなどで1,000円以下で購入できますので、今回は実際に筆者が購入してテストしてみます。

iPhoneでも使える! 充電とUSB接続を両立するPD 100W対応のOTGアダプタが超便利!!の画像1
こちらはAmazonで799円で購入した「PD 100Wに対応するOTGアダプタ」。USB 3.2規格対応で転送速度は10Gbpsとなっています(商品は1個で分かりやすく加工してあります・筆者撮影)
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アダプタの左側はUSB Type-A(メス)なのでUSBメモリを挿し、下側のUSB Type-C(メス)にUSB-Cケーブルを接続すればPD 100Wで急速充電することが可能です(筆者撮影)
この記事の画像(8枚)

まずはiPhone 15 Proで使ってみる!

それではさっそく、PD 100W対応OTGアダプタをiPhone 15 Proで使ってみましょう。

まずは、iPhoneのUSB-CポートにPD 100W対応OTGアダプタを挿し、横にUSBメモリ(Type-A)、下にUSBケーブル(Type-C)を挿して充電してみます。

もちろん、iPhone 15 ProはOTGに対応していますので、「ファイル」アプリを開くと接続中のUSBメモリ(今回はHP USB321FD)が確認できます。

これで、128GBのストレージを追加できましたので、iPhoneで撮影した写真や動画を簡単にバックアップすることが可能です。

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PD 100W対応OTGアダプタをiPhone 15 Proに挿して、USBメモリにデータをバックアップしつつUSB-Cケーブルで急速充電してみます(筆者撮影)
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接続したUSBメモリは、「ファイル」アプリを開くと確認できます(左写真)。今回は「HP USB321FD」がiPhoneに接続したUSBメモリになります(右写真)

ちなみに、今回使用したUSBメモリはUSB-Cでも接続可能なタイプですが、スマホに対して縦に挿すとUSBメモリが飛び出してかなり邪魔になりますが、PD 100W対応OTGアダプタを使うと横位置になってスッキリしました。

次に、USB-Cケーブルで本当に急速充電されているのか確認してみましょう。その結果は4.85V/1.87A=9.07Wでしっかり急速充電されていました。これはなかなか使えますね!

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USBメモリを利用していても、4.85V/1.87A=9.07Wでしっかり急速充電されていました(筆者撮影)

AndroidスマホはOTG機能をオンにしないとダメな場合も!

今度はAndroidスマホでテストしてみます。こちらも接続方法はiPhoneのときとまったく同じで、通常はUSBメモリもそのまま認識されるはずです。

しかし、今回利用する筆者のOPPOは、事前に設定で「OTG」のスイッチをオンにする必要がありました。ここは注意してください。

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AndroidスマホもiPhoneと同じように、USB-CポートにPD 100W対応OTGアダプタを挿し、USBメモリとUSB-Cケーブルを接続します(筆者撮影)
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OPPOの場合は、PD 100W対応OTGアダプタを挿す前に設定からOTG接続をオンにします(左写真)。すると、USBメモリが外部ストレージとして認識されました(右写真)
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OPPOの場合も、USBメモリを利用しながら4.85V/1.85A=9.54Wで急速充電することができました(筆者撮影)

まとめ

いかがでしょうか? 今回はAmazonで799円で販売されている「PD 100W対応OTGアダプタ」をiPhone 15 ProとAndroidスマホ(OPPO)で利用してみました。

どちらも問題なくUSBメモリでのデータバックアップができて、同時にUSB-Cケーブルによる急速充電も可能でした。これはなかなか便利ですよね。

ちなみに、USB-IFが定めるUSB Type-C変換アダプタは「USB Type-A to USB Type-C」および「Micro USB(Micro-B)to USB Type-C」のみとなっています。

基本的にUSB Type-Cのメス(レセプタクル)がある変換アダプタや延長ケーブルなどは規約違反となりますので、必ず自己責任で使用してください。

※文中の価格はいずれも税込です。
※記事中の商品は筆者が購入時点のものです(2025年4月)。店舗によっては在庫切れ、取り扱いがない場合もありますのでご了承ください。

すずきあきら

すずきあきら

編集・ライター。パソコン通信時代からネットワークに接しWi-Fiやインターネット、SNSなどに精通。30年に渡って、パソコンやスマホ関連のムック本や雑誌記事を手がけてきた大ベテラン。最近は格安SIMなどのケータイ料金やアプリ、通信費全般の記事を執筆することが多い。

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