iPhone/Androidスマホやキャッシュレス決済、SNS、アプリに関する情報サイト スマホライフPLUS
スマホライフPLUS > デバイス・ガジェットニュース > 無印良品のモバイルイヤホンとEarPodsを実機で音質比較してみた!
New

無印良品「モバイルイヤホン」VS Apple「EarPods」有線イヤホン買うならどっち!?

2025年9月、無印良品からUSB Type-C接続の有線イヤホンが販売されました。価格は1,290円と格安です。でも、同じUSB Type-C接続のApple「EarPods」が2,780円で販売されていますので、iPhoneユーザーならどちらを選ぶべきか迷う人も多いでしょう。そこで今回は、両者の音質や使い勝手を実機でテストしてみます。果たして、どちらを選ぶのが正解なのでしょうか?

無印良品「モバイルイヤホン」VS Apple「EarPods」有線イヤホン買うならどっち!?の画像1
(筆者撮影)
この記事の画像(11枚)

まずは無印良品のUSB Type-Cイヤホンのスペックを確認!

2025年9月、無印良品からUSB Type-C(USB-C)接続の有線イヤホン「モバイルイヤホン マイク付/USB-Cタイプ(以下:モバイルイヤホン)」が発売されました。

USB Type-C接続の有線イヤホンとしては、Apple純正の「EarPods(USB-C)」が2,780円で販売されていますが、無印良品のほうは1,290円と半額以下で買えます。

とくにiPhoneユーザーなら、両者にどのような違いがあるのか気になっている人も多いと思いますので、今回はこの2機種の違いを実機を使って解説したいと思います。

無印良品「モバイルイヤホン」VS Apple「EarPods」有線イヤホン買うならどっち!?の画像1
こちらが無印良品の「モバイルイヤホン」。パッケージは無印良品らしく薄い灰色のシンプルなデザイン。USB-C端子とイヤホンの形状が見えるようになっています(筆者撮影)
無印良品「モバイルイヤホン」VS Apple「EarPods」有線イヤホン買うならどっち!?の画像1
同梱物は、イヤホン本体以外に取扱説明書しか入っていませんでした(筆者撮影)

無印良品のモバイルイヤホンの形状はEarPodsと同じインナーイヤー型。耳に押し込まないタイプなので、長時間使用しても耳が痛くなりにくいのが特徴です。また、接続はUBS Type-Cなので、スマホでの利用が想定されています。

無印良品「モバイルイヤホン」VS Apple「EarPods」有線イヤホン買うならどっち!?の画像1
耳の奥に入れるカナル型と違いインナーイヤー型なので、長時間使っても耳が痛くなることはありません(筆者撮影)

また、無印良品のモバイルイヤホンは手元での操作ができるように、“マイク付きリモートコントローラー”が右イヤホン側にあります。

このコントローラーで音量調節や音楽の再生/停止などができますし、リモートコントローラーの裏側にマイクもあるので、スマホでの通話にも使えるでしょう。

ちなみに、イヤホンのドライバーは14.2mmと大きめのサイズなので、迫力のある音が楽しめそうですね。

無印良品「モバイルイヤホン」VS Apple「EarPods」有線イヤホン買うならどっち!?の画像1
こちらがマイク付きリモートコントローラー。「+」と「-」で音量調節、真ん中が「再生/停止」や受信などを操作するファンクションボタンになっています(筆者撮影)

■無印良品「モバイルイヤホンマイク付/USB-Cタイプ」
【コード長】1.2m
【接続端子】USB Type-C
【価格】1,290円

<ヘッドホン>
【ドライバーユニット】φ14.2mm
【出力音圧レベル】110dB±3dB
【再生周波数帯域】20~20,000Hz
【インピーダンス】32Ω
【最大入力】3mW
【質量】15g
【手元操作】マイク付きリモートコントローラー

<マイク>
【形式】コンデンサー型
【指向特性】全指向性
【感度】42dB±3dB
【周波数特性】100~10,000Hz

一方、Appleの有線イヤホン「EarPods(USB-C)」の詳細は非公開ですが、マイク付きリモートコントローラーがついており、見た目では無印良品のモバイルイヤホンとほとんど同じような製品に見えます。

■Apple「EarPods(USB-C)」
【コード長】1.2m
【接続端子】USB Type-C
【手元操作】マイク付きリモートコントローラー
【価格】2,780円

無印良品「モバイルイヤホン」VS Apple「EarPods」有線イヤホン買うならどっち!?の画像1
こちらがApple純正のUSB-C接続の有線イヤホン「EarPods」。価格は無印良品のモバイルイヤホンの2倍以上しますが、音質や使い勝手にはどの程度の差があるのでしょうか?(筆者撮影)

iPhone 16で両方の有線イヤホンを試聴した結果は!?

今回はiPhone 16を使って両方の有線イヤホンをテストしてみます。まずは無印良品「モバイルイヤホン」から。

装着感に関してはインナーイヤー型ということもあり、耳を圧迫しません。スティック部分を持てば装着も簡単にできました。

無印良品「モバイルイヤホン」VS Apple「EarPods」有線イヤホン買うならどっち!?の画像1
まずは、iPhone 16に無印良品「モバイルイヤホン」を接続してテストしてみました(筆者撮影)
無印良品「モバイルイヤホン」VS Apple「EarPods」有線イヤホン買うならどっち!?の画像1
スティック部分を持って耳にセットすると、装着しやすく、装着後も耳を圧迫することもありません(筆者撮影)

それでは、実際に音楽を聴いてみましょう。まず無印良品のモバイルイヤホンで気になったのが、低音、中音、高音のメリハリがなく平べったい音質であること。

音にぼやけた膨らみがありクリアな音質とは言い難く、どの音楽を聴くのにも向いていません。正直「この程度なのか……」とがっかりしました。

一方、AppleのEarPodsのほうは音のメリハリが非常に効いていて、すべての音がクリアに聴こえます。とくに中音がよく聴こえる構成で、J-POPなどボーカル曲にはぴったりですね。「有線イヤホンでもここまで音質に違いがあるのか!」とビックリさせられました。

無印良品「モバイルイヤホン」VS Apple「EarPods」有線イヤホン買うならどっち!?の画像1
こちらは、AppleのEarPods。装着感は無印良品のモバイルイヤホンと変わりませんが、音質は圧倒的に上でした(筆者撮影)

次に、手元操作のリモコンはどちらの製品も右耳に近く、目で見て操作することはできません。ただし、EarPodsはタッチセンサー式なので慣れるのに多少時間がかかりますが、無印良品のモバイルイヤホンはボタン式なので誤操作は少ないでしょう。

というわけで、リモコン操作に関しては無印良品のモバイルイヤホンのほうが、やや優れていると思います。

無印良品「モバイルイヤホン」VS Apple「EarPods」有線イヤホン買うならどっち!?の画像1
無印良品のモバイルイヤホンのリモコンは、ボタン式なのですぐ慣れました。そこまで不便さは感じません(筆者撮影)
無印良品「モバイルイヤホン」VS Apple「EarPods」有線イヤホン買うならどっち!?の画像1
EarPodsはタッチセンサーなのでボタン式より多少慣れが必要です。もっとも、慣れてしまえば特に問題はありませんが……(筆者撮影)

最後にマイクの感度ですが、こちらもEarPodsのほうが音質がよく、ビデオ会議でも十分使えるレベルです。

しかし、無印良品のモバイルイヤホンは感度が低く、大きな声で話しても相手にはボソボソ聞こえ、内容が伝わりにくい印象でした。正直言ってビデオ会議では使わないほうがいいでしょう。

まとめ

いかがでしょうか? 今回は2025年9月に無印良品から発売された新製品「モバイルイヤホン」とApple「EarPods」を比較してみました。

どちらも、USB Type-C接続の有線イヤホンであり、インナーイヤー型で見た目はよく似ていますが、音質や使い勝手はEarPodsの圧勝でした。価格差は1,490円もありますが、それでもなおEarPodsのほうがおすすめです。

ただし、EarPodsはOPPO Reno10 Pro 5Gでは普通に使えましたが、Xperia 1 VIIでは使えませんでした。AndroidスマホでEarPodsを利用するときはご注意ください。

※記事中の価格はすべて税込です。
※記事中の商品は筆者が購入時点のものです(2025年10月)。店舗によっては在庫切れ、取り扱いがない場合もありますのでご了承ください。

西澤浩一

西澤浩一

アニメやゲーム、ニコニコ動画関連書籍の編集に携わり、今ではオーディオ、生活雑貨、マネーなどさまざまなジャンルに手を広げている。趣味は乗り鉄であり、休日はフリーきっぷ片手に日本全国を徘徊中。お気に入りは青春18きっぷで乗れるリゾートしらかみ。他にもゲーム、マンガはもちろん映画鑑賞も趣味のひとつ。

無印良品「モバイルイヤホン」VS Apple「EarPods」有線イヤホン買うならどっち!?のページです。スマホライフPLUSは、【デバイス・ガジェット無印良品EarPodsイヤホン有線イヤホン】の最新ニュースをいち早くお届けします。