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【JR西日本無限大パス】30日で約5万円のフリーパスは本当にお得か? 5つの注意点を解説

JR西日本は、有効期間が30日で5万240円という「(ICOCAでGO)JR西日本無限大パス」を発売しました。これは、JR西日本ICOCAエリア内の普通列車・自由席が乗り放題になるフリーパスですが、かなり特殊なものですので、利用方法と注意点についてじっくり解説しましょう。

「(ICOCAでGO)JR西日本無限大パス」ってどんなもの?

2025年2月14日、JR西日本から驚きのフリーパス「(ICOCAでGO)JR西日本無限大パス(以下:JR西日本無限大パス)」が発売されました。

なんと、有効期間が連続する30日間で価格は5万240円。自由周遊区間はICOCAエリアと、かなり大規模なフリーパスになっています(七尾線、城端線は利用不可)。

利用できる列車は普通列車の普通自由席のみで、特急に乗るには別途特急券が必要。もちろん、新幹線やサンライズ瀬戸・出雲、WEST EXPRESS銀河では使えません。

JR西日本無限大パスは5万240円とかなり高額なので、正直言って高いのか安いのかよく分かりませんが、この5万240円という値段は“ゴーにしへ!”の語呂合わせになっているそうです。

発売期間は25年2月14日~3月12日で、利用期間は25年2月15日~4月10日まで。購入は利用開始日の1カ月前から可能で、利用当日でも買えるのがいいですね。

ただし、販売は「KANSAI MaaSアプリ」のみとなっており、JR西日本ネット予約「e5489」等のWebサイトやJR駅のみどりの窓口等での発売はありませんのでご注意ください。

このほかにも、JR西日本無限大パスの利用にはいろいろな注意点があるので、このあとじっくりと解説しましょう。

●JR西日本(公式)「JR西日本無限大パス」は→こちら

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こちらが「JR西日本無限大パス」の概要。30日間JR西日本エリア(一部対象外)の普通列車・自由席が乗り放題で5万240円です。(画像はJR西日本公式サイトより引用/画像は分かりやすく加工してあります)
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こちらは「JR西日本無限大パス」の利用可能エリア。必ずしもJR西日本エリア全体が対象ではないのでご注意ください(画像はJR西日本公式サイトより引用)
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■JR西日本無限大パス
【発売箇所】KANSAI MaaSアプリのみ
※JR西日本ネット予約「e5489」等のWebサイト、みどりの窓口等での発売はありません
【発売額】おとな5万240円
※こどもの設定はありません
【有効期間】購入時に指定した利用開始日から30日間有効
【発売期間】2025年2月14日~3月12日
※ご利用開始日の1カ月前~当日23時30分まで発売
【利用期間】2025年2月15日~4月10日
【変更】利用開始日などは購入後の変更ができません
【払いもどし】未使用かつ有効期間内に限りKANSAI MaaSアプリ上で可能(払いもどしは1人あたり220円の手数料が必要)
【きっぷの効力】JR西日本ICOCAエリア内の新快速・快速を含む普通列車普通車自由席(※七尾線、城端線は除く)(※新幹線利用不可)
【クーポン】関西主要エリアの対象店舗で合計8回まで利用可能

ちなみに、JR西日本無限大パスには8回まで利用できるお得なクーポン券も付いてきます。このクーポンは、大阪を中心にした店舗において5~10%オフになるサービスなどが受けられ、1店舗で複数回利用することも可能となっています。

●「JR西日本無限大パスクーポン対象店舗一覧」は→こちら(PDF)

【1】運賃はICOCAから引かれ翌月末にポイントバックされる!

JR西日本無限大パスは一般的な“自由周遊きっぷ”とは大きく異なる部分があります。それは、JR西日本無限大パスの期間内&自由周遊区間内で利用しても、必ずICOCAから運賃が引かれてしまうこと。

しかし、JR西日本無限大パスの対象期間・対象エリアで使った運賃分は、翌月末にWESTERポイント(チャージ専用)で返ってくるため、5万240円以上使った分がお得になる仕組みになっているんですね。

というわけで、JR西日本無限大パスを使うときでも、ICOCAの残高が足りないと自動改札で止められるので、乗車区間内の運賃分を下車する前にチャージしておく必要があるのです。

また、WESTERポイントで返って来る仕組みなので、事前にWESTERポイントサービスの利用登録を完了させておく必要があります。こちらは、JR西日本エリアの紺色およびピンク色の自動券売機でも登録可能となっています。

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WESTERポイントサービスとICOCAの登録は、JR西日本エリアに設置されている紺色とピンクの券売機で可能です(画像はJR西日本公式サイトより引用)

【2】ICOCA非対応駅の利用は対象外に!

JR西日本無限大パスの自由周遊区間内は、JR西日本管轄の「ICOCAエリア内」となっていますが、城端線と七尾線は対象外です。

また、JR西日本無限大パスはICOCAで運賃を支払うのが条件なので、“入出場では必ずICOCAをタッチ”しなければなりません。

つまり、ICOCA非対応の駅で降りた場合は、JR西日本無限大パスの対象外となり、ポイントバックが受けられないんですね。当然、有人改札もNGです。

ただし、列車内に車載型IC改札機が設置されている場合は大丈夫のようなので、実際に利用する前に、必ず駅や列車内でICOCAのタッチができるかチェックしておきましょう。

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こちらはICOCAに対応していない伯備線「備中神代駅」ですが、基本的にICOCA非対応の駅は対象外。ただし、列車が車載型IC改札機に対応している路線なら大丈夫そうです(筆者撮影)

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