美容のジェンダーレス化は、男性の美容意識の高まりとともに広がりを見せている。SNS上では、美容クリニックで施術を受けた男性がビフォー・アフターを投稿する光景をよく見かけるようになった。医療法人社団鉄結会が運営するアイシークリニックでは、現代人のライフスタイルと肌老化・肌荒れの関連性について調査を実施し、その結果を発表した。

睡眠時間6時間未満の人の約8割が肌老化を実感

アイシークリニックでは、2025年10月1日~10日、20~40代の社会人男女300人を対象に、現代人のライフスタイルと肌老化・肌荒れの関連性について調査を実施した。
まず平均睡眠時間と肌老化(シミ・シワ・たるみなど)を感じるかと尋ねたところ、睡眠時間が6時間未満の人の約81%が肌老化を実感していることがわかった。一方、7時間以上睡眠をとっている人では肌老化を感じる割合が約42%にとどまり、睡眠時間と肌老化の間に強い相関がみられた。
睡眠不足は成長ホルモンの分泌を妨げ、肌のターンオーバーを乱すことで知られている。十分な睡眠が美肌維持には不可欠であることがうかがえる。

また、夜更かしや寝不足によって感じる肌トラブルについて尋ねると、「くすみ」68.4%で最多、「目の下のクマ」63.2%、「乾燥・ごわつき」52.1%が続いた。
睡眠不足は血行不良を引き起こし、肌への栄養供給が滞ることでくすみやクマが目立ちやすくなるとされる。また、肌のバリア機能も低下するため、乾燥や炎症も起こりやすいという。
スマホ使用時間5時間超で約7割が肌荒れを経験

続いて、1日のスマホ使用時間と肌荒れ(ニキビ・吹き出物・乾燥など)の経験について尋ねると、スマホ使用時間が5時間を超える人の約73%が肌荒れを経験しており、使用時間が長いほど肌荒れの割合が高いことが判明した。
スマホから発せられるブルーライトは、肌の酸化ストレスを引き起こし、肌荒れやシミの原因となる可能性が指摘されている。また、長時間のうつむき姿勢は血行不良を招き、肌のくすみにもつながるといわれている。
睡眠不足やスマホの長時間使用によるブルーライトによって、肌環境に大きな影響を及ぼすことが明らかになった。美容と健康は密接に関わっており、生活習慣の改善が何よりも重要だといえる。
出典:【医療法人社団鉄結会(アイシークリニック)】
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