マッチングアプリが存在するようになってから、出会いの形は、昔とは大きく変わってきた。出会いを求めて、一度はマッチングアプリに登録した人もいるのではないだろうか。Presiaがマッチングアプリの利用実態に関するアンケート調査を実施したところ、多くの人が何らかのトラブルや嫌な経験をしている実態が明らかになった。

82.3%が「嫌な経験あり」

結婚相談所Presiaは、2025年10月、マッチングアプリを利用した経験のある20代〜50代の男女158人を対象に、「マッチングアプリの利用実態に関するアンケート調査」を実施。
調査の結果、82.3%がマッチングアプリで嫌な経験をしたと回答。その内容は、「写真のイメージと実際に会った印象が極端に違う」が31人で最多、次いで「プロフィール(年収・職業)に嘘があった」25人、「良い感じだったのに突然ブロックされた」25人で上位に挙がった。
そのほか、「メッセージのやり取りで不快な言葉を言われた」「ネットワークビジネスや宗教への勧誘を受けた」「ヤリモク・遊び目的の人に騙された」「相手が既婚者または恋人がいることが発覚した」などの経験談が寄せられた。
「ヤリモク・遊び目的の人に騙された」という結果から、利用者の目的の多様性と身元の不透明さがうかがえる。

また、アプリを利用していたとき「交際相手がいた」5.1%、「結婚していた」8.2%の人が存在していたことも判明した。真剣な出会いを求めている利用者にとっては、相手が本当に独身でかつ真剣な目的なのかを見極めが難しい環境であることが浮き彫りとなった。
マッチングアプリで交際に発展した人は52.5%

マッチングアプリで交際に発展した経験はあるかを尋ねると、83人(52.5%)が「交際経験あり」と回答。しかし、そのうち49人(59%)が関係を継続できず、破綻していたことが明らかになった。

最終的に、利用者全体の158人のうち、「結婚できた」と回答した人は26人(16.5%)にとどまり、出会いの数は多くとも結婚まで至る割合は決して高くないことが明らかになった。
今回の調査からマッチングアプリでの婚活が、いかに困難であるかが見えてくる。手軽に始められるのは魅力的でもあるが、その裏では「本当に出会いたい人」にたどり着くまでに多くの時間と労力を費やしている現実が浮き彫りとなった。
アプリ利用者のなかには誠実な人もいて、交際や結婚まで至る人もいる。しかし、素性をごまかす人や遊び目的で利用する人もいるため、出会いには慎重さが求められると言えるだろう。
出典:【結婚相談所Presia】
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