フリマアプリやリサイクルショップの普及により、手軽に不用品を買い取りに出す機会が増えている。買い取り依頼をする際、希望価格通りに売却できることは少ないが、実際どの程度の価格なら納得して売却する人が多いのだろうか。さらに、買い取り依頼時に重視されるポイントは何なのだろうか。今回は、買い取り依頼に関する調査結果を紹介しよう。

約4割が予想価格よりやや低くても売却を決断

NEXERとLOPAは共同で、400人を対象に、2025年9月19日~29日に「買取依頼でどこまで妥協できるか」に関するアンケート調査をインターネットで実施した。
「買取依頼をする際の買取価格について、どの程度納得できる価格であれば売却を決断できますか?」と尋ねたところ、最も多かったのは「予想価格よりやや低くても売却する(38.0%)」だった。その理由としては「大体捨てるものだから価値がつくだけマシ」「不用品処分が主な目的なので、買取価格はそこまでシビアに判定しない」といった声も挙げられた。予想価格より低くても手間なく手放すことを優先する実用的な志向が多く見られる結果となった。続いて「予想価格と同程度なら売却する(25.8%)」となり、「予想価格以上なら売却する(24.5%)」を上回る結果となった。
買取を決断する際に重視するポイントは、担当者の対応と信頼性

約4割が予想価格より低くても売却するとわかったが、買取を決断する際、価格以外で重視される点は何なのだろうか。「買取を決断する際に、買取価格以外で重視したいことをひとつだけ選んでください」と尋ねると、「担当者の対応・信頼性(35.3%)」がトップに。「買取業者は怪しいイメージがある」という声も多く、丁寧な対応が不信感の払拭と売却の決断を後押ししているようだ。次いで「買取までのスピード(22.5%)」と「手数料や諸費用の有無(22.5%)」が同率で並び、「支払い方法(即日現金化など)(10.0%)」が続いた。これらの結果から、買取依頼者は業者への警戒心と、できるだけ時間や手間をかけたくないという切実な思いを抱えていることがわかった。
希望価格と査定額の差はどうしても生じるもの。だからこそ、信頼できる買取業者や専門知識を持つ店舗を選ぶことが、納得の取引につながるだろう。
出典:【株式会社LOPA】
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