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「まさか本物だと思った…」有名人ディープフェイク詐欺が急拡大 若者の14%がリンク踏む現実

AIの目まぐるしい進化により、人間社会では「こんなことにもAIが使えるの?」というシーンが増えてきている。しかし、AIの普及は良いことばかりではなく、学習能力の高さを悪用し、有名人を使ったディープフェイク詐欺なども横行しているのが現状だ。オンラインのセキュリティ対策製品を提供しているマカフィー株式会社は今回、日本を含む世界7カ国に在住する18歳以上の8,600人を対象に「有名人を装ったディープフェイク詐欺に関する調査」を実施した。

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(Image:Shutterstock.com)
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若者は有名人を使ったディープフェイクに騙されやすい?

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ディープフェイク広告で悪用された有名人の名前が多数挙がっている(「マカフィー株式会社」調べ)

今回の調査で日本人の38%が、偽造もしくはAI生成した有名人の広告を見たことがあると回答。有名人を使ったディープフェイク詐欺は、18~24歳の14%が詐欺リンクに引っかかっており、若年層は他の年代と比べても、特に騙されやすい傾向があることが分かった。さらに、こうした若年層の中でも5%が金銭やデータを失ったと回答している。

ディープフェイク詐欺は芸能人などに留まらず、インフルエンサーも悪用の対象となっており、回答者の14%がそのような広告を見た経験があるという。インフルエンサーは一般人に近い存在のため、ユーザー側も騙されないよう注意が必要だ。

ディープフェイク広告で最も多く登場した有名人を見てみると、上位10名のうち、8名が外国人であることから、日本人よりも外国人有名人のほうが悪用される傾向が強いと分かった。

ディープフェイク詐欺の被害者は、金銭やデータを騙し取られた人はもちろんだが、肖像や声を悪用された人も立派な被害者だと言える。

安全にネットを利用するために

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詐欺をなくすことが理想だが、同時に自衛のための手段も身につけておく必要がある(Image:Shutterstock.com)

ディープフェイク詐欺などが横行する世の中で、マカフィーは安全にネットを利用するために必要なことを公開した。

1つ目は「情報の出どころを確認すること」。ネットの情報には、常に懐疑心をもって接し、信頼できる情報源と比べて事実検証することが大切だ。2つ目は「不確かなコンテンツを安易に利用・共有しないこと」。不確かなコンテンツは共有も利用も避け、コメントやリンクのクリックも控えたい。3つ目は「ディープフェイクを見抜くこと」。AI生成特有の不自然な動きや形、音質のゆがみ、声と口の動きのズレなどをチェックすることが重要だ。

また、有名人が予想外な主張を行っていたり宣伝したりしている場合は疑ってかかることが肝要。そして、McAfee+のような総合的なオンライン保護に投資することも、ネットを楽しむ上で効果的な対策だ。

今後もAIの進化は続いていくことが予想されるが、AIを適切に使う姿勢を持ち、振り回されないよう意識することが重要だ。

出典:【マカフィー株式会社

※サムネイル画像(Image:Shutterstock.com)

スマホライフPLUS編集部

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