買い物の際にポイントを貯めているという人は少なくないだろう。さまざまなポイントサービスが登場しており、特徴も異なる。多くの人が貯めているポイントはなんだろうか。また、どんな方法で貯めているのだろうか。ジー・プランが実施した「ポイントサービスに関する市場調査」を見てみよう。
約4割が楽天ポイントを貯めている

調査は、2024年12月24日~27日に男女6,000人を対象に実施された。最も貯めているポイントを尋ねたところ、最も多かった回答は「楽天ポイント」で37.7%。以下、「PayPayポイント」が15.7%、「dポイント」が14.1%、「Vポイント」が6.7%、「Pontaポイント」が7.5%と全体の8割を5大共通ポイントが占める結果となった。2024年にTポイントと統合した「Vポイント」も前回の同調査の水準を維持しており、5大共通ポイントのシェア集中がうかがえる。

次に、最も貯めているポイントを貯めるために利用しているサービスを尋ねたところ、「オンラインショッピングやECサイト」が54.2%、「リアル店舗での買い物」が53.5%と買い物時にポイントを貯める人が多いことが分かる。また貯めているポイントサービスごとに見てみると、「楽天ポイント」はオンラインショッピング(76.4%)の利用率が最も高くクレジットカード(44.9%)、銀行サービス(14.2%)、証券サービス(10.1%)の利用率も高かった。一方、「dポイント」(58.0%)や「Vポイント」(58.1%)はリアル店舗での買い物の利用率が高かった。
とくに、「dポイント」はキャッシュレス決済(39.8%)が最も多く、次いで携帯電話サービス(29.0%)が高かった。それぞれのサービスの特徴に合わせて利用する人が多いようだ。
7割がポイントサービスのスマホアプリを利用

リアル店舗でポイントを貯める際にアプリを利用しているかを尋ねると、43.4%が「よく利用している」と回答。「たまに利用している」が29.5%とポイントアプリの利用率は約7割だった。手軽にポイントが貯めることができることや、さまざまな店舗で使えるため利用する人は多い。
また、最も貯めているポイントサービスごとに見ると、「PayPayポイント」が「よく利用している」53.8%で最も高く、次いで「dポイント」が52.3%、「楽天ポイント」が41.7%だった。これらは決済サービスと連携していることから、利用率が高いのだろう。また、EC・通信・金融など幅広いサービスと連携しており、アプリの利便性が高いことも理由の1つだと考えられる。
それぞれの特徴に合わせて効率的にポイントを貯めて、おトクに買い物をしたい。
出典:【ジー・プラン株式会社】
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