最近、ネット銀行の金利は徐々に上昇しています。以前は0.30~0.50%程度の金利なら高いほうでしたが、現在では1年もの円定期預金金利が1.0%以上でも珍しくないのです。そこで今回は、編集部独自調査による、2025年6月9日時点でのネット銀行金利ランキングを発表しましょう。

【目次】
1.ネット銀行なら新規口座開設で1年もの円定期の金利が最大1.25%!
2.第1位【あおぞら銀行BANK支店】新規口座開設で1年定期が1.25%
3.第2位【SBJ銀行】新規口座開設で1年定期の金利が1.20%!
4.第3位【オリックス銀行】新規口座申し込みで1年もの円定期が1.20%!
5.第4位【東京スター銀行】新規口座開設で1年もの円定期の金利が1.11%!
6.第5位【きらやか銀行SBIさくらんぼ支店】金利マシマシ定期預金で最大1.50%も狙える!
7.第6位【UI銀行】1年もの円定期の金利が1.00%!
8.第7位【auじぶん銀行】新規口座開設や夏の特別金利キャンペーンで1年定期が1.00%!
9.第8位【住信SBIネット銀行】サマーキャンペーンで1年定期が0.85%!
10.第9位【SBI新生銀行】スタートアップ円定期預金で1年定期が0.80%!
11.第10位【ソニー銀行】円定期特別金利で1年定期が0.80%!
12.第11位【しずぎん-インターネット支店】新規口座開設で1年定期が0.80%!
13.第12位【楽天銀行】夏のボーナス特別金利キャンペーンで1年定期が0.60%!
14.第13位【島根銀行(しまホ!)】普通預金の金利が0.50%!
15.まとめ
ネット銀行なら新規口座開設で1年もの円定期の金利が最大1.25%!
2023年頃まで、大手銀行の普通預金金利は史上最低の0.001%でした。これでは、100万円を1年間預けても利息はたった10円(税引き後は約8円)しかもらえません。
しかし、2025年6月現在では大手銀行の普通預金金利は0.20%と200倍にアップ! 1年もの円定期預金の金利は0.275%に達しています。
そこで気になるのがネット銀行。ネット銀行は基本的に店舗を持っておらず、大手銀行より何倍も高い金利を実現できますし、ATM出金手数料や他行宛振込手数料の無料化といったメリットもあります。
2025年6月9日現在、ネット銀行では普通預金金利が0.20~0.50%、円定期預金なら1年もので0.8~1.25%もの金利を実現しているのです(新規口座開設等キャンペーン含む)。
なかには「ネット銀行って本当に大丈夫なの?」と不安に感じる人もいるでしょうが、ネット銀行も大手銀行と同じで日本円の預金であれば1,000万円とその利息は日本の預金保険制度の対象になります。万一ネット銀行が破綻しても、預金保険制度により保証されるため安心です。
なお、今回のランキングで比較するのは「円普通預金」と「円定期預金」だけになります。また、新規口座開設者向けキャンペーンなども含まれていることを、あらかじめご了承ください。


※auじぶん銀行の夏の特別金利キャンペーンは通常金利とは別に一部が現金でプレゼントされる
※住信SBIネット銀行のキャンペーンは定期預金適用金利ではなく、+金利分が現金でプレゼントされる
第1位【あおぞら銀行BANK支店】新規口座開設で1年定期が1.25%
実店舗もある「あおぞら銀行」にはネット専用の「BANK支店」があり、普通預金の金利は100万円まで0.50%にアップされています(100万円超部分は0.35%)。お金をただ預けるだけでこの金利が適用されるのは、なかなか使い勝手がいいですよね。
●あおぞら銀行 BANK支店(公式)は→こちら
次に、円定期預金「BANK The 定期」は1年もので0.65%、2年もので0.75%という金利になっていますが(50万円以上)、2025年8月15日までに新規で口座を開設すると、1年ものの円定期金利が1.25%になる「BANK The Giftスペシャル定期」が適用されます(50万円以上)。
ただし、こちらは預金金額が500億円に達すると期間内でもキャンペーンは終了されますのでご注意ください。
●あおぞら銀行 BANK支店「BANK The Giftスペシャル定期」は→こちら

第2位【SBJ銀行】新規口座開設で1年定期の金利が1.20%!
「SBJ銀行」は韓国系の金融機関ですが、日本の預金保険制度の対象となっています。
まず、普通預金の金利はアプリやオンライン口座開設で「普通預金プラン」が適用され0.30%。年金受給が条件の「年金プラスα」では0.40%になります。
次に、100万円が上限となる円定期預金「ミリオくん」は、1年~10年までの6種類が用意されており、1年ものの金利は0.60%、2年ものでは0.625%となっています。
●SBJ銀行(公式)は→こちら
また、25年7月31日までは新規口座開設向けに「はじめての定期預金<はじめくん>」キャンペーンを実施しており、100万円以上が条件になりますが、1年ものの円定期で1.20%の金利が適用されます。
●SBJ銀行「はじめての定期預金<はじめくん>」は→こちら

さらに、25年7月31日まで誰でも申し込める「2025年初夏円定期預金金利優遇キャンペーン」も実施されており、こちらは18カ月ものの円定期預金の金利が1.18%になります(1円以上)。
●SBJ銀行「2025年初夏円定期預金金利優遇キャンペーン」は→こちら

第3位【オリックス銀行】新規口座申し込みで1年もの円定期が1.20%!
オリックスグループの「オリックス銀行」は、普通預金金利は0.21%ですが、インターネット専用定期預金「eダイレクト預金」の円定期金利が高めに設定されています。
まず、100万円以上のスーパー定期の金利が6カ月もので0.50%、1年ものは0.85%、2年/3年もので0.65%となっています。
●オリックス銀行「eダイレクト定期預金」(公式)→こちら
また、新規口座を開設すると「eダイレクト定期預金優遇金利プログラム」が適用され、6カ月ものの円定期で1.00%、1年もので1.20%、5年ものでは1.50%の金利が適用されるのです(1口100万円以上/上限1,000万円)。
●オリックス銀行「新規口座開設者限定eダイレクト定期預金優遇金利プログラム」は→こちら

第4位【東京スター銀行】新規口座開設で1年もの円定期の金利が1.11%!
「東京スター銀行」は、1999年に経営破綻した第二地方銀行「東京相和銀行」の営業を譲り受けるために2001年に誕生した銀行。現在は台湾の中國信託商業銀行傘下にありますが、日本の預金保険制度の対象となっています。
まず、普通預金金利はNISA口座保有かつ投資信託を購入すれば0.40%になりますが、給与・年金受取口座に指定する、あるいは資産運用商品を300万円以上保有すると、0.60%までアップされます。
●東京スター銀行(公式)は→こちら
次に、ネットで新規口座を開設すると「インターネット限定 新規口座開設優遇プラン スターワン円定期預金」が適用され、1年ものの円定期金利が1.11%にアップされます(50万円以上)。
●東京スター銀行「インターネット限定 新規口座開設優遇プラン スターワン円定期預金」は→こちら

また、6月30日までは「スターワン円定期預金プラスで夏のボーナスキャンペーン」が実施されており、6カ月ものの円定期で0.45%、1年もので0.91%、3年もので0.55%の利息を受け取れます(ネット限定・50万円以上)。しかも、抽選で1,000人に2,000円分のQUOカードPayが当たります。
ただし、こちらは預金額が500億円に到達した時点で終了するのでご注意ください。
●東京スター銀行「スターワン円定期預金プラス夏のボーナスキャンペーン」は→こちら

第5位【きらやか銀行SBIさくらんぼ支店】金利マシマシ定期預金で最大1.50%も狙える!
山形県にある地方銀行「きらやか銀行」のSBIさくらんぼ支店は、SBIグループとの提携で生まれたインターネット専用支店。もちろん、わざわざ山形に行く必要はなくスマホで口座を開設できます。
普通預金の金利は0.30%ですが、2025年12月31日まではキャッシュプレゼントプログラム「四季のボーナス」を実施中です。これは、普通預金に100万円以上預けると、年最大4回キャッシュがプレゼントされるというもの。たとえば、500万円の場合は7,480円、1,000万円の場合は1万8,500円が付与されます。
●きらやか銀行「SBIさくらんぼ支店」(公式)は→こちら

次に、注目したいのが「金利マシマシ定期預金」です。これは預金総額によって金利が変動するユニークな円定期預金。25年5月1日のスタート時の金利は0.80%でしたが、5月30日時点では36億円を達成して1.10%まで上昇しています。
期間は25年11月28日までですが、それまでに預金額150億円を達成すれば、金利は最大1.50%にアップします。もし、1.50%になればランキング1位のあおぞら銀行BANK支店の金利を超えてきますよね。

第6位【UI銀行】1年もの円定期の金利が1.00%!
「UI銀行」は「東京きらぼしフィナンシャルグループ」の子会社で、2022年1月17日に開業したスマホ専用銀行です。
普通預金の金利は0.20%ですが、女性限定の「女神のサイフ」では0.40%が適用されます。
●UI銀行(公式)は→こちら
次に、スーパー定期預金(1,000万円未満)の金利は6カ月ものの円定期で0.70%、1年もので1.00%です。また、1,000万円以上の大口定期預金の場合は、1年ものの金利が1.05%にアップされます。
●UI銀行「預金金利」は→こちら

第7位【auじぶん銀行】新規口座開設や夏の特別金利キャンペーンで1年定期が1.00%!
「auじぶん銀行」は、KDDIと三菱UFJ銀行が共同出資して設立したネット銀行です。
普通預金金利は0.21%ですが、「auマネーコネクト」+「auまとめて金利優遇」+「auマネ活プラン」をすべて適用すると最大で0.51%までアップします。
まず、三菱eスマート証券の入出金がスムーズになる「auマネーコネクト」を設定すると+0.10%が上乗せ。次に、「auまとめて金利優遇」では、au PAYの口座連携で+0.05%、au PAY カードの口座引き落としで+0.05%が加算され、先ほどのauマネーコネクトと合わせると、普通預金の金利が0.41%になるんですね。
さらに、auのスマホ料金プラン「auマネ活プラン+」等の加入者は「auマネ活 金利優遇」で+0.10%加算されるので、auまとめて金利優遇の0.41%と合わせて最大で0.51%にすることも可能なのです。
●auじぶん銀行「auマネーコネクト優遇プログラム」→こちら
●auじぶん銀行「auまとめて金利優遇」→こちら
●auじぶん銀行「マネ活プラン+金利優遇」は→こちら


また、auじぶん銀行では2025年8月31日まで、1年ものの円定期の金利が最大1.00%相当になる「夏の特別金利キャンペーン」を実施しています。
これは、1年ものの円定期に預金すると特別金利0.85%が適用されますが、新たに振込や入金で残高を増やして円定期に預金した分は+0.15%分の現金がプレゼントされるというもので、実質金利が最大1.00%相当になります。
●auじぶん銀行「夏の特別金利キャンペーン」は→こちら

さらに、auじぶん銀行では新規口座開設者向けに「デビュー応援定期預金」キャンペーンも行っています。これは3カ月ものの円定期で1.20%、1年ものでは1.00%の金利が適用されます。1万円から申し込めるのもありがたいですね。
●auじぶん銀行「デビュー応援定期預金」は→こちら

第8位【住信SBIネット銀行】サマーキャンペーンで1年定期が0.85%!
住信SBIネット銀行は三井住友信託銀行とSBIホールディングスの共同出資で設立されたネット銀行で、「NEOBANK」をブランド名にしています。
●住信BSIネット銀行(公式)は→こちら
普通預金金利は0.2~0.21%ですが、2025年8月3日までは「1年もの円定期預金 サマーキャンペーン」を実施中。これは1年ものの円定期金利が0.85%相当になるというもので、通常金利は0.275%ですが、別に0.575%相当の現金がプレゼントされます(要エントリー)。
●住信BSIネット銀行「1年もの円定期預金 サマーキャンペーン」は→こちら

もうひとつは6カ月ものの円定期「円定期預金6カ月ものボーナスキャンペーン」で、2025年6月30日までは金利が0.80%相当になります。こちらも、通常金利は0.275%ですが0.575%相当の現金がプレゼントされます(要エントリー)。
●住信BSIネット銀行「円定期預金6ヵ月もの ボーナスキャンペーン」は→こちら

第9位【SBI新生銀行】スタートアップ円定期預金で1年定期が0.80%!
「SBI新生銀行」は、1998年に経営破綻した日本長期信用銀行が前身。2000年には新生銀行に名称変更し、ネットサービスが充実した銀行の草分け的な存在となりました。
2021年12月からはSBIホールディングスの子会社になりSBI新生銀行に。その後は積極的に高い金利の定期預金を提供しています。
SBI新生銀行で最初に注目したいのがステージ制度。最上位の「ダイヤモンド」になると、普通預金金利が0.40%にアップされます。
しかも、ダイヤモンドステージになる条件は、SBI証券の口座と連携する「SBI新生コネクト」を設定するだけなので、誰でもいきなりダイヤモンドになれるんです。
●SBI新生銀行「ステップアッププログラム」は→こちら

SBI新生銀行の「パワーダイレクト円定期預金30」はネット限定で30万円以上が条件になる円定期ですが、金利は3カ月もので0.80%、6カ月もので0.83%、1年もので0.60%などとなっています。
また、100万円以上の「パワーダイレクト円定期預金100」では、シルバーランク以上で1年ものの金利が0.61%になっています。
●SBI新生銀行「パワーダイレクト円定期預金30(インターネット限定)」は→こちら

SBI新生銀行では、新規口座開設者限定の「スタートアップ円定期預金」も実施中です。新規口座開設者は3カ月ものの円定期金利が1.50%、1年ものは0.80%になります(30万円以上)。
●SBI新生銀行「スタートアップ円定期預金」は→こちら

第10位【ソニー銀行】円定期特別金利で1年定期が0.80%!
「ソニー銀行」は言わずと知れたソニーグループが手掛けるネット銀行。
ソニー銀行の普通預金金利は0.20%ですが、2025年8月31日までは「円定期特別金利」キャンペーンを実施しており、6カ月ものの円定期金利が0.65%、1年ものは0.80%にアップされています。しかも、条件は1,000円以上なので少額でも預けやすいですよね。
●ソニー銀行「円定期特別金利」→こちら

第11位【しずぎん-インターネット支店】新規口座開設で1年定期が0.80%!
「しずぎん-インターネット支店」は静岡銀行のインターネット専用支店で、通称は「WebWallet」。もちろん、簡単にスマホで口座を開設することができます。
普通預金金利は0.20%ですが、25年8月31日までは「ウルトラ金利定期預金」で、1年ものの円定期金利が0.60%にアップされています(10万円以上)。
●しずぎん-インターネット支店「ウルトラ金利定期預金」は→こちら
また、新規口座開設者向けの「ウェルカム定期預金」は2026年3月31日までのキャンペーン。1年もの円定期の金利が0.80%になっています。
●しずぎん-インターネット支店「ウェルカム定期預金」は→こちら

第12位【楽天銀行】夏のボーナス特別金利キャンペーンで1年定期が0.60%!
楽天銀行(旧イーバンク銀行)は楽天グループのネット銀行。
普通預金金利は、楽天証券の自動入出金サービス「マネーブリッジ」を設定することで0.28%にアップします。ただし、これは300万円までの適用でそれを超える部分は0.22%となります。
ほかにも、楽天ブラックカードでの引き落とし先が楽天銀行の場合は普通預金金利が+0.06%されるので、マネーブリッジ利用と合わせると、最大0.34%までアップできます。
●楽天銀行「マネーブリッジ(銀行口座・証券口座連携サービス)」は→こちら

また、2025年7月31日までは「夏のボーナス特別金利キャンペーン」を実施しており、1年もの円定期で0.60%、2年もので0.70%の金利が適用されます。1,000円以上から組めますので、楽天経済圏にはまっている人は検討してみてもいいでしょう。
●楽天銀行「夏のボーナス特別金利キャンペーン」は→こちら

第13位【島根銀行(しまホ!)】普通預金の金利が0.50%!
「島根銀行」は、2019年にSBIホールディングスと業務提携した地方銀行。もちろん、スマートフォン支店の「しまホ!」はネットサービスなので島根に行く必要はなく、スマホで簡単に口座を開設できます。
今回のランキングでは13位ですが、しまホ!では普通預金「しまぎんふるさと普通預金(通称:TAMERU)」の金利が業界最高水準の0.50%! 何の条件もなくお金を預けるだけで0.50%もの利息が得られるので、定期預金のようにお金を拘束されたくない人にはありがたいでしょう。
●島根銀行「スマートフォン支店」(公式)は→こちら

まとめ
いかがでしょうか? 今回は2025年6月9日時点でのネット銀行の金利を紹介しました。
大手銀行の普通預金金利は0.20%、円定期預金も1年もので0.275%程度ですが、ネット銀行なら普通預金でも最大0.50%、円定期預金なら1年ものが最大1.25%という驚くべき金利を提供しています。
もちろん、ネット銀行ならわざわざ店舗に出向く必要はなく、自宅にいながらスマホで簡単に口座を開設できますし、定期預金を申し込むことも可能です。
今年に入ってからネット銀行の金利の動きはかなり激しくなっており、数カ月後にはランキングも大きく変わっているかもしれませんが、これを機会にネット銀行の口座を開設して、夏のボーナスを定期預金にしてみてはいかがでしょうか?
※この記事は2025年6月9日時点の情報です。今後、金利や適用条件は変更される場合があります。
※この記事中の金利は税引き前のものです。利息には20.315%の税金がかかります。
監修日:2025年6月9日