日本のボーナスというお給金制度は、起源をたどると江戸時代の賞与文化にルーツがあるとも言われています。夏や年末が近づくと「いくらもらえるかな?」「何に使おうかな」とワクワクする人も多いはず。ビズヒッツは今回、社会人501人を対象とした「ボーナスの使い道」に関する意識調査を実施。ランキング形式で調査結果を紹介していく。夏のボーナス前、みんなが何にお金を使っているかぜひ参考にしていただきたい。

物価高が原因?貯金や投資がトップ3にランクイン

今回、社会人501人に次のボーナスの使い道を尋ねたところ、モノに変える人は意外と少ないということが明らかになった。「貯金に回す」が29.9%で1位。3位にも「投資に回す」が入っており、物価高の影響や将来への不安などで貯金したり、まとまったお金を別の形に変えたりしておくという声が挙がった。ボーナスを「頑張った自分へのご褒美」と捉える人も多く、「旅行に行く」は1位と僅差で2位にランクイン。旅行にはある程度まとまった資金が必要なため、ボーナスは旅行にうってつけという声も挙がった。旅行の楽しみが先の予定に組み込めるため、年2回のボーナスはモチベーションアップにつながると言えるだろう。
4位、5位は家電の購入が続いた。家電は基本的に安いものではないため、ボーナスを機に良いものを購入したいという人が多いと言える。6位には「各種返済に回す」がランクイン。使い道としては楽しみには欠けるものの、車や家のローン、奨学金などの返済が残っているという心の負担を大きく減らせるので、まとまったお金が入るボーナスは非常にありがたいはず。割合は2.6%とかなり低いものの、7位には「生活費の補填」がランクイン。収入の少ない人にとって、ボーナスは生活の生命線ともなっているようだ。
使い道2位の「旅行」だが、実はみんな我慢している?

使い道に関連して、次のボーナスで本当は使いたいが我慢するものを尋ねたところ、31.9%で「旅行に行く」が圧倒的1位に。使い道では2位で貯金と並んでいたものの、モノとして残らない点や娯楽性の高さ、高額な点が我慢されやすい要因となっているようだ。また、旅行はしたいが、1回のボーナスでは足りないという声も挙がった。2位以降はスマホやパソコン、洋服といったように形には残るものの、「まだ使える」という理由や生活必需品ではないことが我慢されている要因だと考えられる。

ボーナス額についても尋ねたところ、平均値は34.9万円だが、ボリュームゾーンは10万~20万円という結果になった。ボーナスはありがたいものの、金額的には大きな買い物には少し足りないと言える。ボーナス額のアップはもちろんだが、日本の物価高や経済的な不安が落ち着くことを願うばかりだ。
出典:【Biz Hits採用特化Web広告運用代行サービス】
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