節約志向の高まりを背景に注目を集めているポイ活。コツコツとポイントを貯めることが苦にならない人には向いている方法だが、なかには「なかなか続かない」と感じる人もいるのではないだろうか。野村総合研究所が発表した「2023年度のポイント・マイレージ年間発行額」によると、年間9,234億円分ものポイントが取りこぼされているという。また、ポイ活を全く行わない場合で試算すると、世帯あたり年間34,915円分取りこぼしている可能性がある。
では、なぜポイ活が続かないのだろうか。無理なく続けられる理想的なポイ活のスタイルはどのようなものだろうか。今回は、ポイ活に関する調査結果を紹介しよう。

ポイ活を続けられなかった人は、約3人に1人

CCCMKホールディングスは、2025年9月9日~11日、全国の20歳~69歳の男女4,700人を対象に「節約意向とポイ活習慣に関する調査」をインターネットで実施。
ポイ活を継続できなかった経験の有無について尋ねたところ、37.8%が「ある」と回答。お得さに惹かれて始めても、継続できない層が一定数存在することが明らかになった。
また、ポイ活が続かなかった理由について聞くと、最も多かったのは「労力の割に、貯まった実感がない」で45.2%。次いで、「還元率UPに関する情報が複雑」が26.2%、「還元率を上げるために複数のサービスを利用するのが煩雑」が23.9%だった。コツコツ続けていても、ポイントが貯まった実感を得られず、情報が分かりにくいため、継続が難しいと感じる人もいるようだ。
理想のポイ活は「無理なく日常で自然に貯まること」

約3人に1人がポイ活を続けられなかった経験があることが分かったが、ではどのようなスタイルであれば継続しやすいのだろうか。理想のポイ活スタイルについて尋ねたところ、最も多かったのは「無理なく日常で自然に貯まること」で68.7%。次いで、「毎日コツコツポイントが貯まること」が43.6%、「普段使うお店で、還元率が高いこと」が40.4%だった。多くの人が、楽しみながら自然にお得を実感できるポイ活を理想としていることが分かった。
日常に取り入れるかどうかで、家計に差がつくポイ活。一度挫折してしまった人が無理なく続けるためには、買い物や外食など大きな出費の場面に絞って活用するなど、自分なりのルールを決めて取り組むのが有効だろう。
出典:【CCCMKホールディングス株式会社】
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