今や欠かせないインフラとなっているインターネットですが、ネット回線の中で多く利用されているものは何なのでしょうか。また、それに対する満足度も気になるところです。そこで今回は、「月々にかかるネットの使用料金(固定回線、ホームルーター、モバイル型WiFi)、料金に対する満足度について」の調査をご紹介します。
月々にかかるネットの使用料金は? 生活環境によっての違いも
株式会社GSSが運営するシンプルWiFiでは、20歳~69歳の男女500人を対象に「月々にかかるネットの使用料金(固定回線、ホームルーター、モバイル型WiFi)、料金に対する満足度について」の調査を実施。
まずはじめに「あなたが現在契約しているインターネット回線を教えてください」と質問すると、「固定回線(光回線・ケーブルテレビ回線)」が65%でもっとも多い結果になりました。次いで「据え置き型ホームルーター」の9%、「モバイル型WiFiルーター」の7%となっています。
「あなたが契約しているネットの月額料金はいくらですか?」と質問すると、ひとり暮らしする人でもっとも多かったのは「4000~4999円」でした。一方、インターネット利用が住居に備え付けられおり、月額無料となっている人は13%という結果に。
また「家族と同居する人」「同棲・友人等と同居する人」は、「5000~5999円」が最多の割合を占めました。次いで、「4000~4999円」の支払いも多くなっています。
このことから、ひとり暮らしの場合は比較的安価なインターネットプランを選択し、家族や友人等と同居・同棲をする人の場合は、ひとり暮らしより高額なプランを選ぶことが多いとわかります。インターネットを利用する人数が増えるほど、より大容量で高速なプランや通信の安定性が必要になってくるのかもしれません。
次にインターネット回線ごとの月額料金を見てみると、固定回線でもっとも多かったのは「5000~5999円」、据え置き型ホームルーター・モバイル型WiFiルーターは「4000~4999円」でした。手軽に使える据え置き型・モバイル型より、固定回線のほうが高額だとわかります。
過半数がネット料金が高額だと感じている
「現在契約しているネットの月額料金をどう感じていますか?」と質問すると、ひとり暮らしと家族と同居する人は半数以上が「高いと感じている」ことが明らかに。「充分安いと感じている」との回答はどの層でも低く、全体として不満を覚えていることがわかります。
インターネット回線ごとの満足度を調査すると、固定回線利用者の過半数(54%)は「高いと感じている」ことがわかりました。他の回線と比較して料金に対する満足度は比較的低く、料金の負担が大きいと感じる人が多いようです。固定回線は高性能かつ安定性のあることが多いものの、料金の高さがデメリットとして挙げられます。
一方、モバイル型WiFiルーター利用者は「適正な金額だと感じている」との回答が多くなっており、手頃に利用できる料金体系や利便性が評価されていると言えます。
本調査から、どの回線でもインターネット料金を高いと感じていることがわかりました。現代では必須のインフラであるだけに、性能面や安定性を確保したうえで、月額料金をできるだけ抑えていきたいところです。
出典元:【株式会社GSS】
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