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『ドラゴンクエスト』VS『ファイナルファンタジー』アナタはどっち派?

RPGゲームといえば『ドラゴンクエスト』と『ファイナルファンタジー』を思い浮かべる人が多いでしょう。どちらも30年を超える歴史があり、ナンバリングタイトル以外の派生タイトルも多数制作されています。そこで今回は、『ドラゴンクエスト』と『ファイナルファンタジー』それぞれのシリーズの魅力を紹介していきます。あなたはどっち派ですか?

そもそも『ドラゴンクエスト』ってどんなゲーム?

まずは、『ドラゴンクエスト(以降:ドラクエ)』シリーズを紹介しましょう。

初代『ドラゴンクエスト』は1986年5月に、当時のエニックス(現:スクウェア・エニックス)から発売されたファミコンソフト。シナリオに堀井雄二氏、音楽にすぎやまこういち氏、キャラクターデザインに鳥山明氏を起用した西洋の王道RPGゲームでした。

ドラクエは“オリジナルタイトル長編RPG”とも呼ばれ、当時から絶大な人気を誇っていたのは言うまでもありません。

その後、シリーズを重ねるごとに人気が加速し、『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』ではということもあって、子どもが学校を休んで買いに行くなど大きな社会現象になったほど。

それ以降、ドラクエシリーズのナンバリングタイトルの発売日が、土・日や祝日に設定されたことは有名な話です。

なお、2024年までに発売されたドラクエシリーズのナンバリングタイトルは『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて』まで、全11作品となっています。

●スクウェア・エニックス「ドラクエ・パラダイス」(公式)は→こちら

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こちらがドラクエシリーズ最新作『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて』です(画像はスクエア・エニックス公式サイトより引用)
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そもそも『ファイナルファンタジー』ってどんなゲーム?

『ファイナルファンタジー(以降:FF)』は、ドラクエの1年半後の1987年12月にファミコンソフトとして、スクウェア(現:スクウェア・エニックス)から発売されました。

FFは音楽に植松伸夫氏、キャラクターデザインに天野喜孝氏を起用し、こちらも発売当時から大注目作品でした。

王道の西洋ファンタジーのドラクエと違って、FFは飛空艇などの機械的な要素が盛り込まれ、当時の子どもたちはファンタジー×機械という世界観にワクワクしたことでしょう。

その後シリーズを重ね、ナンバリングタイトルとして『ファイナルファンタジーXVI』まで16作品が発売されています。

●スクウェア・エニックス「ファイナルファンタジーポータルサイト」(公式)は→こちら

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こちらはFFシリーズ最新作『ファイナルファンタジーXVI』です(画像はスクエア・エニックス公式サイトより引用)

ドラクエはプレイヤーが主人公になれる正統派RPG!

それでは、ドラクエの特徴から紹介しましょう。まず、ドラクエの主人公の名前は自分でつけることができ、プレイヤーがゲームの中心になるのが特徴です。

また、シリーズで世界観がつながっているので、長く続けていると大河ドラマのようなつながりを楽しめたりしますよ。

魅力的なキャラクターも多く、スライムと言えば誰しもあのイラストをイメージすることでしょう。

【1】主人公がしゃべらない&名前をつけられる

ドラクエがシリーズ通してこだわっている部分として、主人公は話すことはなく「はい」か「いいえ」などの選択肢を選ぶ程度。

また、戦闘以外の声がないため、操作しているプレイヤーがゲーム内の主人公に没入できるのが特徴です。

主人公の名前をつけられるというのも、ゲームへの没入感につながっていますよね。この部分はFFとは明確に違って、ドラクエは主人公の名前がなく、自分で入力する必要があります。しかしFFでは多くの場合名前の変更可能ですが、キャラクターの名前があらかじめ決まっていることがほとんど。

そのため、ドラクエのスピンオフ作品で主人公に名前が設定されていると、筆者などは“このキャラはこんな名前だったのか!”と不思議に思ったものです。

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小説ドラゴンクエストでは、主人公の名前が「アレフ」でした。各シリーズの主人公の名前を調べてみるとけっこう面白いですよ(画像はe-STORE公式サイトより引用)

【2】各シリーズで世界観がつながっている

ドラクエシリーズの特徴として、ナンバリングタイトルで世界観がつながっていることが挙げられます。

たとえば、『ドラクエ1』『ドラクエ2』『ドラクエ3』は、ファンの間ではロトシリーズと呼ばれています。

時代的な順番も『ドラクエ3』→『ドラクエ1』→『ドラクエ2』とつながっていて、勇者ロトの伝説を追えるような構成になっているんです。

現在は、ロトシリーズの公式サイトもあるので、気になる人はリメイク作品をチェックしてみましょう。

●スクエア・エニックス「HD-2D版 ドラゴンクエスト ロト三部作 公式サイト」は→こちら

また、『ドラクエ4』『ドラクエ5』『ドラクエ6』は天空シリーズと呼ばれ、時系列も『ドラクエ6』→『ドラクエ4』→『ドラクエ5』とつながっていると考察されています。

このように、各シリーズを時系列順に並べてみたり、キャラクターの子孫などを妄想できるのも、ドラクエの大きな魅力でしょう。

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現在、ロトシリーズの公式サイトが作られています。トップ画面には時系列順に左から、3→1→2の主人公が並んでいます(画像はスクエア・エニックス公式サイトより引用)

【3】派生作品が多い

派生作品はFFもかなり多いのですが、ドラクエシリーズのほうが圧倒的に派生作品が多いと言えます。

キャラクターにフューチャーした「トルネコ不思議のダンジョン」シリーズ、「スライムモリモリ」シリーズや、モンスターにフィーチャーした「モンスターズ」シリーズ、「バトルロード」シリーズなどがありますよね。

また、ゲームジャンルも多岐にわたり、アクションゲームとして「ヒーローズ」シリーズ、「ビルダーズ」シリーズ、カードゲームの「ライバルズ」シリーズなどもあります。

ターゲットが幅広いのも、派生作品が広がっている理由のひとつでしょう。

さらに、マンガや書籍への派生も印象深く、『DRAGON QUEST -ダイの大冒険-』や『ロトの紋章』などのマンガ作品、「ドラゴンクエストI~VII」までの小説作品、ゲームブックなどが数えきれないほど発売されています。

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1989年から1996年に週刊少年ジャンプに連載されていた『DRAGON QUEST -ダイの大冒険-』ですが、2020年に再アニメ化されています(画像はDRAGON QUEST -ダイの大冒険-公式サイトより引用)

【4】遊びやすいハードから発売

ドラクエシリーズの特徴として、各ナンバリングタイトルを発売する際、当時の子どもたちがもっとも遊びやすいハードを選択する傾向にあります。

たとえば、『ドラゴンクエストIX 星空の守り人』は、当時もっとも遊びやすかったニンテンドーDSで発売されましたし、ナンバリングタイトルが携帯ゲーム用タイトルとして発売されたのは、ドラクエ・FFシリーズをあわせてもこれが初めてで、シリーズを特徴付けていると言えるでしょう。

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『ドラゴンクエストIX 星空の守り人』では、すれちがい通信で獲得できる「宝の地図」が話題になりました(画像はスクエア・エニックス公式サイトより引用)

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