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子どもの生成AI利用率が1年で倍増!中学生の利用率が親を超える【モバイル社会研究所調べ】

ChatGPTをはじめとする生成AIは年々普及し、あらゆる場面で活用されています。大人に限らず、インターネットに触れる機会が増えた子どもたちの利用も進んでいるのでしょうか。そこで今回は、「親と子に関する調査」の中から発表された「生成AIの利用について」の調査結果をご紹介します。

生成AI、親より中学生の利用率のほうが高い結果に

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生成AIの利用率、親よりも子どもが多い(「モバイル社会研究所」調べ)
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モバイル社会研究所では、全国の小学生及び中学生とその親1300人を対象に「親と子に関する調査」を実施。その中から、「生成AIの利用について」を発表しました。

はじめに、小中学生の生成AIの利用率を調査したところ、13.3%の中学生、9.0%の親が利用していることが明らかに。親より子どもたちのほうが生成AIを利用しているようです。また、小1~小3は7.9%で親が1.4%、小4~小6は8.7%で親が5.0%と、中学生だけでなく、小学生も親より生成AIを利用していることがわかっています。

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親が子どもに生成AIについて教えるケースは少ない(「モバイル社会研究所」調べ)

続いて、親子ごとに生成AIの利用状況を見てみると、中学生では、親子がともに利用している割合はわずか2%でした。また、小1~小3は0%、小4~小6は1%という結果に。このことから、家庭内で親が子どもに生成AIを教えて利用させているケースは少ないと言えます。

小中学生の生成AIの利用率は増加傾向

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生成AIの利用率、中学生は10ポイント以上増加(「モバイル社会研究所」調べ)

小中学生の生成AIの利用率の変化を調査すると、中学生はこの1年の間で10ポイント以上増加し、利用率が高まっていることが明らかになりました。小学生低学年(小1~小3)の利用率はそれほど上がっていないものの、高学年(小4~小6)の利用率は7ポイント近く増加しています。

生成AIが昨年よりも普及していることにより、子どもの利用率も増加しているのではないでしょうか。特に、中学生は小学生よりインターネットに触れる機会が多いため、利用率が倍増しているのだと考えられます。

本調査から、大人だけでなく小中学生の間でも生成AIの利用が広がっていることがわかりました。その中で、文部科学省は2024年12月26日に「初等中等教育段階における生成AIの利活用に関するガイドライン(Ver.2.0)」を公表しています。

ガイドラインの公表や生成AIのさらなる普及によって、小中学生の利用率はより高まっていき、将来は“子どもが親に使い方を教える”というケースも出てくるかもしれませんね。

出典:【モバイル社会研究所

※サムネイル画像(Image:Selman GEDIK / Shutterstock.com)

スマホライフPLUS編集部

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