キャリアを自由に選べる「SIMフリータブレット」。購入を検討している場合、どのような点に不安を感じるのでしょうか。今回は、「モバイルモニターに関するアンケート調査」をご紹介します。
SIMフリータブレットの購入前に不安・悩んでいたことは?

株式会社rentryが運営する商品レビュー・比較サイト「Picky’s」では、SIMフリータブレットを購入したことがある10代~70代までの男女141人を対象に「モバイルモニターに関するアンケート調査」を実施。
まずはじめに「購入前に不安だったこと・悩んだポイントは何ですか?」と質問すると、「SIMカードの設定が難しそう」との回答が最多の割合を占めました。ほかにも、「どの機種を選べばいいか迷った」「通信速度や安定性が不安」「格安SIMが使えるかわからなかった」といった回答も多く寄せられています。
次に「タブレットの使い勝手に満足していますか?」と質問。その結果、「おおむね満足している」「とても満足している」という回答をあわせて9割近くの人が満足していることがわかりました。
「画面が大きく、動画や漫画が快適」「高性能かつ片手で持てて使いやすい」とポジティブな意見があがる一方で、用途やスペックに対する期待の差によって“使い勝手は「普通」”だと感じる人も多いようです。
タブレットの使い方をたずねると、圧倒的に「動画視聴」が多い結果に。画面が大きく、きれいな映像が見られることから、タブレットは動画視聴に最適なのかもしれません。
画面の見やすさや持ち運びやすさに満足する一方、設定の難しさや使用環境に困っている人も

「実際に使ってよかった点」をたずねると、「画面が大きい」「見やすい」「動画が快適」といった画面に対する満足度が高いことがわかりました。読書や動画視聴を目的に利用する人にとって、画面の見やすさは非常に重要だと言えます。
また、「便利」「持ち運びやすさ」「サクサク動く」といった日常使いにおける快適性・機動性に関しても、肯定的な意見が見られました。
次に「困った点・注意した方がいいこと」をたずねると、最も多かった回答は「設定の難しさ」でした。購入前に感じていた不安は購入後にも感じており、特にAPN設定や初期操作に戸惑う人が多いようです。
また、「容量不足」「重さ」「発熱」など使用環境や長時間利用に対して困っている声もあがっています。
購入したタブレットの機種・価格は? 容量についても調査

最後に、使用率の高いSIMフリータブレットや購入価格について見ていきましょう。
「購入したSIMフリータブレットのメーカー機種」をたずねると、「iPadシリーズ」が圧倒的な人気を誇っていることがわかりました。一方で、「Redmi Pad SE」や「Blackview」などコスパのいいAndroidタブレットも一定の支持を得ています。
次に購入価格をたずねると、最も多かったのは「5万円以上」でした。「1~2万円」「2~3万円」を選ぶ人も多く、高価格帯派・コスパ重視派でわかれていることがわかります。
また、搭載されているOSは、「Android」が最も多かったものの、「iPadOS」も多くの票を獲得しました。「Android」はコスパ重視派、「iPadOS」は安定した操作性やエンタメ・ビジネス用途として人気なようです。

続いてストレージ用量についてたずねると、「64GB」が最も多い回答となりました。しかし、「メモリが足りなくなりそう」「もっと容量が多ければよかった」といった不満の声も寄せられています。
メモリ容量は「4GB」が最多の割合に。次いで「8GB以上」がランクイン。軽いネット利用や動画視聴程度であれば「4GB」でも問題ありませんが、オンライン会議やマルチタスク、クリエイティブ用途で使用する場合は、少し物足りないかもしれません。
使用するSIMの種類に関しては、「格安SIM」と答えた人が半数以上と最も多い回答となりました。「月額コストを抑えたい」「サブ端末として運用したい」という人から人気を集めているようです。
本調査から、SIMフリータブレットは読書や動画視聴、作業など多様な用途で利用する人が多いことがわかりました。一方、購入前に「SIMカードの設定」に難しさを感じる人は多く、はじめてSIMフリー端末を扱ったことがない人にとっては懸念点と言えるかもしれません。
実際に、「SIMカードの設定(APN設定など)は簡単でしたか?」という質問に対して、約2割の人が苦戦を強いられたこともわかっています。
SIMフリータブレットの購入を検討している人は、今回の調査結果をぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。
出典:【Picky’s】
※サムネイル画像(Image:NYC Russ / Shutterstock.com)