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「こんな機能あったの!?」Googleマップの“便利すぎる”隠れ機能10選

Googleマップは、目的地までのルート検索やカーナビなどに欠かせない存在です。当サイトでは、過去にもGoogleマップの便利な使い方を解説してきましたが、意外と知られていない機能はまだまだたくさんあります。今回は、スマホアプリ版のGoogleマップから厳選した10個の隠れた便利機能をご紹介しましょう。

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(筆者撮影)
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【1】片手操作でも地図の拡大・縮小が簡単にできる

Googleマップを使う際にありがちなのが、一方の手が荷物で塞がっていて、片手で操作するケース。しかし、地図の拡大や縮小は2本指でのピンチアウト・ピンチインで行うのが基本なので、片手での操作は困難です。拡大だけであれば1本指でのダブルタップでも可能ですが、縮小は通常の片手操作ではできません。

そんなときは、指1本で地図をダブルタップし、2回目のタップ後にタップした指を離さずに画面にくっつけたままにしてみましょう。この状態で指を上方向に動かすと地図を縮小でき、下方向へ動かすと地図を拡大できるんです。これなら片手の親指だけで操作できるので、荷物を持っていても安心ですね。

指一本の操作で地図を拡大・縮小する手順

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【1】①地図の上を指1本でダブルタップし、2タッチ目の指を離さずに画面にくっつけたままにします。【2】そのまま指を上へ動かすと地図が縮小し、下へ動かすと拡大します

【2】ルート検索は音声検索がもっとも手っ取り早い!

Googleマップでルート検索をする場合、出発地や目的地を入力するのが面倒に感じる人もいるでしょう。そんなときは、音声入力を活用すればすばやくルート検索を行えます。

例えば、「代々木公園から秋川渓谷」のように、出発地と目的地を声で話しかけるだけでルート検索ができます。また、有料道路を使わない場合は、出発地と目的地の後に「有料道路なし」のように付け加えれば、有料道路を使わないルートを表示してくれます。文字入力が苦手な人や、荷物の多さで操作が限定されるような場合は大変便利な機能です。

音声入力でルート検索を行う手順

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【1】画面上部の検索欄にあるマイクアイコンをタップし、「代々木公園から秋川渓谷、有料道路なし」のように、出発地と目的地および条件を声で話しかけます。【2】音声の内容に応じて瞬時にルートを表示してくれます

【3】「イマーシブビュー」で有名スポットをリアルに体験

観光スポットなどの雰囲気を事前にチェックしたいときに便利なのが、2023年2月から提供されている「イマーシブビュー」という機能。衛星画像、航空写真、ストリートビューをAI技術により融合し、有名スポットの姿を没入感のある3DCGで表現したものです。

全国的に有名な観光スポットなら、ほとんどがイマーシブビューに対応しています。もちろん海外の有名スポットも見られますので、自宅にいながらにして旅行気分をリアルに味わえます。

イマーシブビューを表示する手順

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【1】①確認したいスポット名を検索します。②詳細情報の左下にある「Immersive View」をタップします。【2】AIが再現した3DCGが表示され、実際にその場所に立っているかのようなリアルな感覚を楽しめます

【4】「ライブビュー」を使えば目的地までARがナビ

実は筆者もそうなのですが、そもそも方向音痴の人は地図を読むのが苦手なので、ルート検索をしても目的地までたどり着くのは大変です。その場合は、ナビ機能を使えばいいのですが、進む方角や右左折の地点を地図上や音声で指示されるだけなので、決してわかりやすいとはいえません。

そこで便利なのが、「ライブビュー」です。これはAR(拡張現実)を活用したナビ機能で、スマホのカメラに周囲の風景を映すと、カメラ画面上に進行方向を示してくれます。現実の風景上に矢印などを重ね合わせて表示できるので、方向音痴の人にもわかりやすいのが特徴です。なお、ライブビューは徒歩限定の機能です。他の移動手段では利用できませんので注意しましょう。

「ライブビュー」でナビゲーションしてもらう手順

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【1】①目的地までのルート検索を行い、②「徒歩」をタップします。③下にある「ライブビュー」をタップします。【2】カメラ画面に切り替わるので、周囲の建物などにカメラを向けると矢印を投影して案内してくれます

【5】スマホでも地図を3Dで表示できる

Googleマップはデフォルトでは平面表示になっていますが、3D表示に切り替えることも可能です。これはパソコン版ではおなじみの機能なのですが、スマホアプリ版でも同様に利用できます。

ただし、単純に「3D」に切り替えただけでは立体表示にはなりません。表示形式の選択後に、地図を2本指で上へ動かして角度を傾斜させるのがポイントです。

なお、3D表示は市街地などを拡大したときに反映されます。地図を縮小すると立体にはなりませんのでご注意ください。

地図を3D形式で表示する手順

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【1】①地図の右上にあるレイヤーアイコンをタップし、②「3D」をタップします。【2】地図を2本指でタッチし、そのまま上へ動かして角度を傾けると立体表示になります

【6】ストリートビューのミニマップで位置関係を把握

パノラマ画像で道路沿いの風景を確認できるストリートビューはGoogleマップの代表的な機能ですが、移動しているうちに現在地がわからなくなることがあると思います。

パソコン版では画面左下に周囲全体を確認できるミニマップが表示されるのですが、スマホアプリではミニマップが表示されないことがあります。実は、右下のアイコンをタップすると画面が上下2分割になり、下側にミニマップを表示できるんです。

今どこにいるのか確認しながらストリートビューを使えるので、位置関係に迷うことがなくなります。

ストリートビューのミニマップを表示する手順

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【1】ストリートビューの画面で、右下の拡大・縮小アイコンをタップします。【2】画面が2分割になり、下側にミニマップが表示されます。アイコンを再度タップするとストリートビューのみの画面に戻せます

【7】タイムマシン気分で街並みの変遷を楽しむ

ストリートビューで街並みを見ていると、「この場所って、昔はどんな建物があったっけ?」と思うこともあるでしょう。そんなときは、「他の日付を見る」をタップしてみましょう。同じ場所で過去に撮影された画像一覧が時系列で表示され、タイムマシン気分で街並みの変遷を楽しめます。

ストリートビューで過去の街並みを見る手順

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【1】①ストリートビューの画面で「他の日付を見る」をタップします。【2】②見たい年月をタップすると、ストリートビューでその時点の風景を確認できます

【8】地図上に表示した投稿写真からお店を探せる!

美味しいお店を探したいときは実際に利用した人の投稿写真から探すと、自分の好みに近いお店を見つけやすくなります。そこで便利なのが、「写真のマップ」という機能です。

探したいエリアの地図を表示して料理名で検索し、「写真のマップを表示」をタップすると、地図上にGoogleユーザーが投稿した各店舗の料理の写真が表示されます。お店の場所と料理のイメージを一緒にチェックできるので、効率よくお店探しができます。

料理の投稿写真を地図上に表示する手順

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【1】探したいエリアの地図を表示した状態で、①画面上部の検索欄に料理名を入力して検索します。②検索結果を下に少しスクロールすると、「写真で見つけよう」という表示が現れるので、下にある「写真のマップを表示」をタップします。【2】地図上に各店舗の場所に料理の写真が表示されます

【9】気に入った場所はオリジナルリストで整理する

Googleマップでは、気に入ったお店や観光スポットを「お気に入り」や「スター付き」などのリストに登録することができます。しかし、お店や施設をカテゴリ別などに分類したいときもあるでしょう。そんなときは、オリジナルのリストを使って整理できます。アイコンも変更できますので、わかりやすいものに設定すれば地図上で確認しやすくなります。

オリジナルリストを作成する手順

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【1】登録したいスポットを選択し、①下にある項目から「保存」をタップします。【2】②リストの一覧でチェックがオフになっていることを確認し、「新しいリスト」をタップします
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【3】③まずはアイコンをタップし、使用したいものを選択しておきます。④リスト名とリスト内容の説明を入力し、⑤「作成」をタップします。【4】リストが作成され、登録した場所は設定したアイコンで表示されます

【10】リスト内の場所の並び順はカスタマイズが可能

オリジナルリストに登録した場所の数が多くなってくると、一覧から探すのが大変になってきます。そんなときは、並び順を変更しましょう。よく訪れる場所を上位にしておけば、すぐに見つけやすくなります。なお、デフォルトで用意されている「お気に入り」などのリストも並び順の変更が可能ですが、「スター付き」は変更には非対応となっています。

リスト内の並び順をカスタマイズする手順

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【1】①Googleマップの画面下部にある「保存済み」をタップします。②編集したいリストの横にある「︙」をタップし、③「リストを編集」をタップします。【2】④「リストの順序をカスタマイズする」をオンにします
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【3】⑤リスト内の各登録アイテムの左に3本線のアイコンが表示されるので、これを上下にドラッグして順番を入れ替えます。【4】⑥順番の入れ替えが終わったら、「保存」をタップして完了します

まとめ

いかがでしょうか? 今回はGoogleマップのニッチな機能を10個ご紹介しました。Googleマップはアップデートのたびに新機能が追加され、ますます便利に進化しています。特に、「イマーシブビュー」に代表されるようなAI関連機能は、今後も増加していくものと見込まれます。賢く使いこなして、お出かけの際の頼れる相棒として活用しましょう。

宮下由多加

宮下由多加

スマホ、パソコンなど、IT関連の雑誌やムックを中心に活動している編集・ライター。防災やマネー分野にも造詣が深く、防災士資格も保有。近年はITを活用した防災テクニックのアドバイスや支援活動も行う。著書に「スマホで防災 家族も自分も守る! スマホで始める最新防災マニュアル」(ジャムハウス)など。

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