令和8年熊本地震で開放中の「00000JAPAN」とは
2026年7月28日に発生した令和8年熊本地震を受け、被災地では通信キャリア各社が公衆無線LAN「00000JAPAN」を開放しています。本記事では、「00000JAPAN」の仕組みやこれまでの実績、現在の開放状況について解説します。

「00000JAPAN」とは
「00000JAPAN」(ファイブゼロジャパン)は、大規模災害時に通信事業者が自社の公衆無線LANを無料で開放するための統一SSIDです。平成23年の東日本大震災の教訓から、無線LANビジネス推進連絡会(WiBiz)が平成26年にガイドラインを制定しました。契約している通信会社に関係なく、誰でも無料でインターネットに接続できることが最大の特徴です。
熊本地震での実績
平成28年4月の熊本地震では、「00000JAPAN」が商用環境として初めて提供されました。大手通信事業者が自社の公衆無線LANを無料開放するという世界初の試みとして注目を集め、被災者の安否確認や情報収集に活用されました。この実績を踏まえ、今回の令和8年熊本地震でも各社が開放を実施しています。
参加団体
2023年8月時点で、認定事業者は104団体にのぼります。
・通信キャリア(8社): NTTドコモ、KDDI、ソフトバンク、楽天モバイル など
・自治体等(74団体): 名古屋市、松江市、東京大学 など
・メーカー等(22社): シスコ、富士通、NEC、バッファロー、パナソニック コネクト など
ガイドラインの拡充
2023年5月18日に改定されたガイドライン(第4.2版)では、自然災害に加えて、通信事業者のネットワーク障害やサービス停止時にも「00000JAPAN」を発動できるようになりました。これにより、災害時以外の大規模通信障害でも活用される可能性が広がっています。
利用時の注意点
「00000JAPAN」は認証不要で接続できる反面、通信の暗号化は行われていません。安否確認や情報収集に利用をとどめ、ネットバンキングやオンラインショッピングなど個人情報の入力を伴う操作は避けてください。
リアルタイム情報
各通信キャリアの最新の開放状況は、公式X(旧Twitter)で確認できます。


