毎年数多くの機種が発売され、高額化の進むスマホだが、みんなはどれくらいの期間でスマホを買い替えているのだろうか。また、どのような理由で買い替えるのだろうか。今回は、スマホの端末使用期間や買い替え意識に関する調査内容を紹介しよう。
約6割がスマホを2年以上利用していることが明らかに
IoTコンサルティングが運営する「ロケホン」は、全国の20代~60代のスマホユーザー500人を対象に、端末の使用期間や買い替え意識に関する調査を行った。
「現在使用しているスマートフォンの使用期間はどのくらいですか?」と質問すると、最も多かったのは「2年~3年未満」で119人だった。次いで「4年以上」が111人、「1年~2年未満」が104人、「3年~4年未満」が84人だった。2年以上使用しているユーザーが62%と半数を超え、「4年以上」の長期利用者も22%に達する結果に。最近では、スマホ購入後25カ月目に端末を返却すると残価の支払いが不要になる、auの「スマホトクするプログラム」やドコモの「スマホおかえしプログラム」のサービスを利用し、約2年間利用するユーザーが増えているのかもしれない。
また、「スマートフォンの買い替えサイクルは、以前と比べて変化しましたか?」と聞くと、最も多かったのは「変わらない」で219人、次いで「やや長くなった」が154人、「かなり長くなった」が93人だった。「やや長くなった」「かなり長くなった」合わせた49%が「長くなった」と回答しており、買い替えサイクルが長期化していることがわかった。
スマホの買い替え理由は「バッテリーの劣化」が最多に
スマホの買い替えが長期化していることがわかったが、どのようなタイミングで買い替えを行うのだろうか。「スマートフォンの買い替え時期を決める最も大きな要因は何ですか?」と質問すると、「バッテリーの劣化」が308人で最多に。次いで「動作の遅さ」が66人、「画面の破損・不具合」が64人だった。バッテリー性能が端末の使用期間を左右する最大の要因になっているようだ。最近は、新機種が登場しても性能に差があまり見られないことや、スマホの高額化が進んでいることにより、買い替えの必要性を感じない人も増えているだろう。だからこそ、買い替えのタイミングはバッテリー性能の劣化が挙げられるのだろう。
年々スマホの性能も向上しているため、買い替えサイクルはより長期化していくかもしれない。
出典元:【ロケホン】
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