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ガラケーが使えるのはいつまで? 3G回線終了後の4Gガラケー・ガラホ買い替えガイド

2025年現在も、シンプルさや使いやすさの面で「ガラケー」には一定のニーズがあります。

しかし、多くの人が使っている端末がスマホになった今、ガラケーが下火であることは確か。さらに2026年3月に3G回線が完全に終了するため、3G回線対応のガラケーは使えなくなってしまいます。
つまり従来のガラケーの「終了」までのタイムリミットはおよそ1年ほど(※2025年3月時点)。では3G回線終了後もガラケーを使い続けるには、どうすれば良いのでしょうか。具体的に見ていきましょう。

ガラケーがなくなるって本当?なぜ使えなくなるの?

「ガラケーがなくなる」理由は、2026年3月31日をもって従来のガラケーが使用する3G回線が段階的に廃止されるため。3G回線が終了すると、4GやWi-Fiでの通信に対応していないガラケーは通信自体ができなくなります。

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(画像はスマホライフPLUS編集部で作成)
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携帯電話が爆発的に広まった当時、使われていたのは2G。車載など業務用途での採用数が多かったドコモでは2Gのサービス提供は比較的長く続きました。

その後、3G、4G、5Gと通信規格は進化を続けてきました。2020年からはより速度の速い5Gが使われ始めています。

3G回線終了の現状

先述した通り、2026年3月に3G回線は完全終了します。なお、2025年3月時点で3G回線を提供しているのはドコモのみ。キャリアの3G回線提供の現状は以下の通りです。

・【2026年3月まで】ドコモ
NTTドコモは、2026年3月31日に3G回線のサービス「FOMA」および「iモード」を終了する予定。

・【終了済み】au・ソフトバンク
auは、2022年3月31日に3G携帯電話向けサービス「CDMA 1X WIN」のサービスを終了しています。

・【終了済み】ソフトバンク
ソフトバンクは当初2024年1月31日に3G回線の停波を予定していましたが、延長されて2024年4月15日に終了。ただし石川県在住の方に限り、能登地震の被災地の状況を踏まえて2024年7月31日まで3Gサービスの終了を延期していましたが、すでに終了済みです。

2026年3月以降も使えるガラケーって本当にないの?

先述した通り、2026年3月に3G回線は終了しますが、その終了する3G回線はドコモのもの。auは2022年3月31日、ソフトバンクは2024年1月31日に3G回線の提供を終了済み。通話、メールを含む通信サービスはすべて利用不可となります。

とはいえ、3G回線が終了しても、すべてのガラケーが使えなくなるわけではありません。一部のガラケーは3G回線終了を見越して4G、LTEやWi-Fiでの通信に対応しており、そうした機種は3G回線終了後も引き続き利用可能。

これらの機種は「4G対応フィーチャーフォン(ガラケー)」や「ガラホ」と呼ばれることもあります。

4G対応のガラケー(ガラホ)はこれからも利用可能!

4G対応のガラケーとは、従来のフィーチャーフォンに4G(LTE)通信機能を追加した端末です。つまり、見た目はガラケー、通信速度はスマホと同じため、「より通信速度が早くなったガラケー」ともいえます。

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(画像はスマホライフPLUS編集部で作成)

ガラケーとガラホの最も大きな違いは、搭載されているOSです。ガラケーはメーカー独自のOSを使用していますが、ガラホはAndroid OSを採用しています。これにより、ガラホではLINEなどの一部のアプリケーションを使用することが可能となっています。

また、通信規格も異なり、ガラケーは3G回線を使用するのに対し、ガラホは4G回線を利用。そのため、ガラケーは基本的に2026年3月をもって使用できなくなりますが、ガラホは引き続き使用できます。

なお、実は「ガラホ」はKDDIの商標登録で、他社は基本的に「ガラホ」という単語を使うことはできませんが、「フィーチャーフォン」の俗称として使われています。

ガラホの具体的な製品例

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(画像は「ソフトバンク」公式サイトより引用)

代表的なガラホは、ソフトバンクが2022年11月16日に発売したかんたん携帯11。折りたたみ型で、もちろん4Gに対応。「楽ともボタン」で登録した連絡先にワンタッチで電話やメールができるほか、着信や新着メールを知らせる「お知らせランプ」や、操作をアシストする点滅ボタンなど、視覚的な通知機能が充実しているので、これまでガラケーしか使ってこなかった高齢者にもおすすめです。

ガラホ向けのキャリアのプランにはどのようなものがある?

なお、ガラホ向けのプランを提供しているキャリアは以下の通り。

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(画像はスマホライフPLUS編集部で作成)

ガラホを使い続けるメリットとデメリット

そもそもスマホではなく、ガラケーやガラホを使い続けたい方もいるでしょう。4G対応のガラケーやガラホは、以下のようなメリット・デメリットがあります。

メリット:
・ガラケーと同じ操作感や機能をもっているため、使いやすい
・防水・防塵機能や折りたたみ式など、耐久性や携帯性に優れている
・バッテリー持ちが良く、長時間使用できる
・料金プランが安く、通話やメールに必要な料金だけで済む

デメリット:
・使えるアプリが制限されるなど、端末でできることが限られている
・画面サイズや解像度が低く、見づらい場合がある
・新しいモデルが少なく、選択肢があまりない

スマホに比べればガラケーやガラホは選択肢が少なく、なおかつ使えるアプリなども制限されます。だからこそ「防水・防塵」や「バッテリー持ち」などとくにガラケーやガラホに求めるコアな機能に対しては妥協せず、選ぶことをおすすめします。

※サムネイル画像(Image:「photoAC」より)

スマホライフPLUS編集部

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