NTTドコモ(以下ドコモ)、au、ソフトバンクの3大キャリアに、楽天モバイルやワイモバイルなど、携帯電話会社の選択肢は多く、通信品質や信頼性、価格などさまざまな要素を考えて選んでいる人は多いだろう。2025年2月に実施された「携帯電話会社のイメージ」に関する調査結果によると、ドコモが多くの面で他社を圧倒していた。詳細を紹介する。
ドコモが信頼性でトップを維持

マイボイスコムが2025年2月1日~7日にMyVoiceのアンケートモニター9124人へ実施した調査によると、「最も信頼できる携帯電話会社」としてドコモを選んだ回答者は全体の43.7%に上り、2位のau(15.6%)、3位のSoftBank(7.9%)を大きく引き離している。特にドコモのメイン利用者では、その信頼度が8割以上に達しており、ユーザーから高い評価を得ているようだ。また、「機能が充実している」と感じる回答者も35.8%でトップとなり、次点のauやSoftBankを大きく上回った。

通信品質においても、ドコモは「電波・回線がつながりやすい」と感じるユーザーが55.5%と過半数を占めた。ただし、この数値は2023年調査時の64.8%から大幅に減少しており、競合他社との差が縮まっていると言えるだろう。一方で、au(16.0%)やSoftBank(7.7%)は依然としてドコモに及ばない状況となっている。
継続利用意向でもドコモがトップに

今後最も利用したい携帯電話会社としてもドコモは28.5%でトップに立ち、au(15.0%)、楽天モバイル(11.6%)がそれに続く形となった。ドコモのメインユーザーの8割以上が継続利用を希望しているのに対し、楽天モバイルやauの主利用者では70%台、SoftBankやY!mobileでは60%台と、ドコモが圧倒的支持を得ているようだ。
回答者のコメントを見ると、ドコモへの支持理由として「回線の安定性」や「料金体系の分かりやすさ」が挙げられており、長年の利用実績や災害時の迅速な復旧対応なども評価されている。一方で、楽天モバイルは「料金の安さ」や「他サービスとの連携」が支持されており、価格重視層を惹きつけているようだ。
今回の調査結果から、ドコモが通信品質や信頼性で他社を圧倒していることが明らかになったが、競合との差が縮まっていると言えるだろう。auや楽天モバイルなども独自の強みを活かしながらシェア争いを展開しており、ユーザーとしては各キャリアのサービス品質を見極めながら、携帯電話会社を選びたいものだ。
出典:【マイボイスコム株式会社】
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