4月から寮生活を始めたXユーザーの弟さんのスマホの通信量が、想像を超える桁だったと話題になっている。ポストは、hiki5G(@hiki5G) さんが投稿したものである。
「4月から寮暮らしの弟、楽天モバイルの使用量がエグくて草 なにに使ってんねん」

一緒に添付されたスクリーンショットには、楽天モバイルのデータ使用量が2436.66GBと表示されていた。GB(ギガバイト)ではない。約2.4TB(テラバイト)という、一般家庭の固定回線でもめったに到達しない通信量である。
にわかには信じがたいこの数字。弟さんは一体、スマホでなにをしていたのか。あり得そうなケースをいくつか推測してみたい。
一人暮らしの新生活、スマホはライフライン

大学入学と同時に始まる寮生活。新しい環境、知らない人間関係、不慣れな土地。そんな中で多くの学生が頼るのがスマートフォンだ。
動画ストリーミングは、もはや学生の基本インフラとも言える。YouTube、Netflix、TikTok。暇さえあれば再生し、食事中も風呂の中でも垂れ流し。しかも寮のWi-Fiが弱い、あるいは存在しない場合は、モバイル回線が唯一の選択肢になる。
次に考えられるのが、スマホゲームとボイスチャット。最近のタイトルはデータの読み込みが多く、アップデートも頻繁。さらに友人との通話をしながらプレイするようなスタイルが定着していれば、通信量は1日で数十GBに達することも珍しくない。
さらにクラウドストレージや大学の講義資料のダウンロード、動画のアップロードなどが加われば、2436.66GBという数字もまったく非現実的ではなくなる。
それでも、このデータ量は驚異的だ。1カ月で2.4TB。1日あたり約80GB。1時間ごとに3GBを消費していた計算になる。
楽天モバイルの“無限感”が支える新生活

この話にもうひとつ驚くべきポイントがある。それは、これだけ使っても月額料金が3,278円(税込)で済んでいるという点だ。
楽天モバイルの「Rakuten最強プラン」は、通信量が3GB以下なら1,078円。20GBを超えると自動的に3,278円に固定されるシンプルな従量制上限プランだ。いくら使っても、それ以上はかからない。2436.66GB使おうが、3,278円。もはや“定額無限”である。
学生のように収入のない層にとって、こうした料金設計は非常にありがたい存在だろう。Wi-Fi不要でここまで自由に使えるモバイル回線は、他キャリアではなかなか存在しない。
しかし、当然ながらこれは一部のヘビーユーザーによる“使い倒し”の事例である。楽天モバイル側としても想定外の使用量である可能性は高く、今後何らかの制限や仕様変更が行われるリスクはゼロではない。
それでも弟さんにとって、スマホは今の生活の中心であり、唯一の安心できる場所だったのかもしれない。親元を離れ、新しい場所で暮らし始めた若者が、通信量という数字でささやかな不安や孤独を埋めていたと思えば、数字の重みもまた違って見えてくる。
4月から寮暮らしの大学生の弟、楽天モバイルの使用量エグくて草
— ひっきー (@hiki5G) May 24, 2025
なにに使ってんねん pic.twitter.com/nBnQwmsS8d
※サムネイル画像(Image:「hiki5G(@hiki5G)」さん提供)