最近、スマホの充電の減りが早くなってきたと感じることはないだろうか。なんとなくそのように感じていてもバッテリー交換を行っている人は少ないかもしれない。日本PCサービス株式会社は、「スマホのバッテリーに関する利用実態」を調査。実際、どれだけの人がバッテリー交換や修理を行っているのか、また劣化したまま使用を続けた場合、どのような危険があるのか紹介しよう。

同じ端末を2年以上使用するユーザーの7割以上がバッテリーの劣化を実感

デジタル機器の設定・トラブル解決を行う日本PCサービス株式会社は、同社グループにてスマートフォン・タブレット修理店を展開する株式会社スマホスピタルと連携し、2025年4月14日~16日、スマートフォンを利用する全国の男女455人を対象に、「スマホのバッテリーに関する利用実態」を調査。
現在使用しているスマホで「バッテリーの減りが早くなったと感じることはあるか」を尋ねると、「はい」と回答したのは多数。そのうち、使用年数2年以上~3年未満のユーザー76.7%、3年以上使用しているユーザー74.3%と、同じ端末の使用が2年以上経過している場合だと、バッテリーの劣化を感じている割合が7割を超えることが判明した。
多くのユーザーがバッテリーの劣化を感じながらも、実際にバッテリー交換や修理をした人は1割強にとどまっているという。その理由とはなにか。
劣化を感じつつもバッテリー交換しないのは「まだ使えるから」が最多の理由

バッテリー交換・本体修理をしなかった理由を尋ねると、「まだ使えるから」が41.9%でトップに。続いて「費用が気になる」31.8%、「面倒/時間がない」16.7%、「どこで修理できるか分からない」13.6%、「買い替える予定だから」12.9%、「データが消えそうで怖い」11.6%となった。
この結果から、多少の不便さを感じていてもバッテリー交換や本体の修理は後回しになりがちで、適切な対応が取れていないことがうかがえる。
「バッテリーの減りが早くなった」という状況は、劣化のサインの1つ。本体の発熱や膨張といった症状が継続的に見られると、電源が入らなくなったり、最悪の場合は発火する可能性もあるのだそう。これからの時期、炎天下や車中など暑い環境でスマホを利用する場合は負荷がかかり、スマホの動作に不具合が出る可能性も。夏を迎える前のこの時期に、スマホの状態を一度確認しておこう。
出典:【スマホスピタル】
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