近年ますますビジネスのデジタル化が進み、業務効率化やセキュリティ対策が重要視されている。そのような中、企業では社用携帯の導入も増えていることだろう。BtoBマッチングメディア「一括.jp」は、2025年6月17日、法人携帯の導入・運用経験がある企業担当者150人を対象にアンケート調査を実施。実際に導入されている人気の機種や機種選定の決め手など紹介しよう。
最も人気の法人ケータイは「iPhone（Apple）」44.0％と圧倒的支持
会社で利用している法人携帯の機種を尋ねると「iPhone（Apple）」44.0％で最も多く、圧倒的な支持を誇る。続いて「AQUOS（シャープ）」12.7％、「Xperia（ソニー）」と「ガラケー」9.3％、「Galaxy（サムスン）」5.3％という結果に。法人携帯は主に外出先で利用することが多いのか、リモートワークで使用するのか、はたまた携帯を使ってクリエイティブな作業が必要なのか、企業によって特徴が異なるため、選定する際に優先する内容も変わってくるだろう。では、実際にその機種を選んだ理由とは何だろうか。
法人携帯「会社指定の機種だから」が最多の理由
なぜその機種を選んだのかを尋ねると（複数回答可）、「会社指定・推奨の機種だから」56.7％と最も多い理由となった。多くの企業が組織として一括管理や統一運用のしやすさを優先して選定していることがうかがえる。続いて「操作が簡単・使いやすい」27.3％、「コストが安い」14.7％、「耐久性・壊れにくさ」10.0％、「バッテリーが長持ちする」9.3％といった運用コストや日常業務で安定した利用、長時間の業務にも対応できる機種など実用性を重視して選んでいる傾向もあるようだ。
そのほか「セキュリティ対策や安全性に優れている」6.0％、「業務アプリや社内システムとの相性が良い」4.0％といった、情報漏洩リスク対策やITインフラとの親和性の高さを意識した選定も一部の企業では重要視していることが読み取れる。
企業が求める価値基準が多様化している今、法人携帯の選定においては、会社全体の管理体制やコスト意識、現場での利便性をどう両立させるかがより重要なテーマとなりそうだ。企業の生産性向上や従業員満足度の向上につながることでもあるため、管理のしやすさや使いやすさ、運用コスト、安全性などを十分に考慮し、自社のニーズに合った最適な機種を選定できると良いだろう。
出典:【一括.jp/法人携帯会社おすすめ20社｜料金比較とコスト削減方法【2025年最新版】】
出典:【一括.jp/楽天モバイル法人契約のメリット・デメリット！申込方法も解説】
※サムネイル画像（Image:「photoAC」より）
