携帯の通信キャリアとしてトップクラスの人気を誇る格安SIM「楽天モバイル」。同キャリアは、魅力的なキャンペーン内容が契約の決め手になることも多いというが、今回、社長の名前を冠した人気の「三木谷キャンペーン」の内容が大幅に変更された。この変更にともない、携帯電話販売会社である「株式会社フォネット」は、運営メディア「モバイルナレッジ」にて、18〜49歳の442名を対象に「楽天モバイルの三木谷キャンペーンの条件変更」に関する調査を実施。世間の人々のリアルな反応を紹介していく。

全体の72.1%が「三木谷キャンペーンは変更前の方が良かった」と回答

今回の調査結果から、楽天モバイルの「三木谷キャンペーン」の内容に関して、72.1%と大半が「変更前の方が良かった」と回答。キャンペーンの内容変更を知っているか尋ねたところ、どのプラン内容についても半数近くの人が「知っている」と答えた。実際のキャンペーン内容は、「1人最大5回線・最大70,000ポイント還元・4カ月後にポイント進呈」など、非常に大盤振る舞いだった。しかし今回、適用回線数が1人1回線までに制限され、もらえるポイントの合計は最大14,000ポイントに減額。データタイプのプランは対象外となり、ポイントの進呈時期は2カ月後からなど、全体的に大きく変更されることとなった。
進呈時期も変更はあるが、やはり回線数の制限によるポイントの減額が非常に大きく、「変更前の方が良かった」という回答が増えるのも無理はないと言える。
進呈時期は早まったものの約64%がキャンペーン内容変更は「改悪」と回答

今回の三木谷キャンペーンの内容変更では、最大ポイントや回線数はネガティブな変更になったものの、ポイントの進呈時期に関してはポジティブな変更とも捉えられる。3回分割での進呈にはなるが、1回目の4,000ポイントが2カ月早くもらえるのは大きい。実際、ポイント進呈時期の短縮に関しては「好ましい」という回答が80%を超えているという結果もあるため、全てがネガティブな変更というわけではないと言える。

しかし全体的に見ると、キャンペーン内容の変更には反対の意見が多く、「三木谷キャンペーンの内容変更は改悪」という声が約64%にものぼり、「改善」という声は15%にも満たない少数であることが判明。もともとのキャンペーン内容が魅力的だったことも相まって、マイナス要素がより目立っているのかもしれない。
格安SIMは今、どのキャリアも非常に魅力的なキャンペーンを実施しており、そのキャンペーン内容は人々のキャリア選びの大きな決め手となっている。今後の通信キャリア市場で生き抜いていくためには、キャンペーン内容をいかに魅力的なものにしていくかがカギを握っていると言えるだろう。
出典:【モバイルナレッジ】
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