データのバックアップを取っておくと、スマホの故障や紛失したときにもデータが元通りになる。バックアップの存在を知っている人は多いだろうが、実際にしている人はどれくらいいるのだろうか。「スマートフォンのバックアップに関する意識調査」の結果を見てみよう。

約7割が自動でバックアップをしていない

dinomoを運営するGlobal Gateway株式会社は、2025年7月14日~15日にかけて、スマートフォン利用者1,074人を対象に「スマホの保存・バックアップ事情」に関する調査をWebで実施。スマホのバックアップや保存の対策をしているかを尋ねたところ、71.7%が「自動でバックアップをしていない」、また30.2%が「そもそもバックアップしていない」と回答。意外と多くの人が、スマホのデータをバックアップしていないことが明らかになった。

次に、バックアップを面倒だと感じたことはあるかを尋ねると、「いつも面倒に感じている」「ときどき面倒に感じることがある」を合わせて、72.1%が「面倒に感じる」と回答した。バックアップをした方が良いことは分かるが、面倒で後回しにしてしまう人が多いようだ。続いて、過去にバックアップをしておらず、データを失って後悔したことはあるかを尋ねると、「何度かある」「1度だけある」「聞いたことはあるが自分はない」を合わせて68.2%が「ある」と答えた。スマホが急に壊れて、写真が消えてしまうこともあるため、やはりバックアップは大切だと言える。
若年層ほどスマホの容量不足に悩まされている

続いて、スマホの写真・動画を容量不足で削除した経験はあるかを尋ねたところ、「よくある」「ときどきある」を合わせて、62.5%が「ある」と回答し、年代別では20代は76.9%が「ある」と回答。若年層ほどスマホのストレージ不足が深刻なことが分かった。InstagramやX、TikTokといったSNSも盛んな今、写真や動画を撮影する機会も多いため、バックアップは取っておくべきなのかもしれない。

今後、写真・動画の保存容量はどれくらい増えると思うかを尋ねたところ、49.6%が「1.5倍以上になる」と予想。最近では生成AIや写真の高画質化が進んでいるため、これまで以上にバックアップが必要となってくる。
さまざまな会社で異なる値段や制限のクラウドバックアップサービスが登場しているので、この機会に比較してみてはいかがだろうか。
出典:【Global Gateway株式会社】
※サムネイル画像は(Image:スマホライフPLUS編集部撮影)