KDDIが提供する格安SIM・UQモバイル。格安SIMへの乗り換えを検討している人にとっては、大手キャリアのサブブランドとして候補に上がりやすいだろう。そこでALL CONNECTは、格安SIMの利用調査からUQモバイル契約者の意見を抽出。満足度が高い一方で、「時間帯や場所によって遅く感じる」という声も上がった。au回線による安定した通信品質は売りの一つのはずだが、実際のところはどうなのか。ALL CONNECTが行った実測調査を見てみよう。

速度の満足度調査では、77.6%が「満足」と回答したものの……?

ALL CONNECTは、2025年8月、自社運営する通信メディア「オールコネクトマガジン」で格安SIMの利用調査(420人)を行い、UQモバイル契約者(76人)の回答を抽出した。
速度の満足度についての調査では、77.6%が満足と回答(「非常に満足」が21.1%、「やや満足」が56.6%)した。しかし、自由記述で「時間帯や場所によって遅く感じる」という声が上がった。そこで、UQモバイルを契約する編集部担当者がJR山手線の全30駅で実測調査を行った。
山手線全駅での速度調査で安定性を確認


実際に山手線30駅で速度を測定したところ、大半の駅で下り10Mbps以上を記録し、動画視聴やSNS利用も快適に行えた。一部の駅では10Mbps前後となるケースもあるが、日常的な通信には支障なしと言える結果に。下り速度は多くの駅で20~40Mbps帯、主要ターミナル(東京、品川、新宿、渋谷、池袋)の速度比較を見ても、品川が最低で13Mbps、新宿・渋谷・池袋は20Mbps以上を確保したことが判明し、安定した速度が確認できた。上りは駅ごとの差がやや大きいものの、写真や短尺動画の投稿、クラウド同期にはおおむね問題ない水準であった。時間帯の影響は13~15時が安定、18~19時は一部低下という傾向は見られたが、いずれも実用範囲内という結果となった。
全体として、UQモバイルは山手線の主要駅でも安定した通信速度を維持しており、動画視聴やSNS利用といった日常的な使い方には十分対応できる性能があると明らかになった。格安SIMで通信品質に不安がある人にとっても、安心して選べる選択肢の一つと言える。
出典:【株式会社ALL CONNECT】
※サムネイル画像は(Image:「株式会社ALL CONNECT」プレスリリースより引用)