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手が小さくても使える「小さなスマホ」が少ないのはなぜ?今でも端末を入手するには?

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(画像はスマホライフPLUS編集部作成)
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「最新のスマートフォンは大きすぎる…」「ポケットにすっぽり収まる、片手で操作ができるスマホが欲しい」、そういった悩みを抱える方は少なくないでしょう。筆者が思うもっとも手に馴染んだスマホはディスプレイサイズ3.5インチのiPhone 4Sです。片手でも親指が画面の端まで届き、とても操作が快適でした。

しかし、今、小型スマホを探そうとしても、家電量販店の店頭に並んでいるハイエンドスマホは大型ばかりとなっています。

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(画像は「Apple」公式サイトより引用)

たとえば2025年9月19日に発売されたiPhone 17は、高さ149.6mm、幅71.5mm、厚さ7.95mm、ディスプレイサイズ6.3インチ。女性の手では、片手での操作には不便さが際立ちやすいサイズです。

小さなスマホの選択肢は想像以上に少ないのが現状であり、整備済み品や中古端末を探す方がとりあえず端末を入手するには手っ取り早い方法でもあります。

しかし、なぜ「小さなスマホ」が少なくなっているのでしょうか。

なぜスマートフォンの大画面化は止まらないのか?

スマホの大画面化が止まらない理由として、スマホがコンテンツ消費の主戦場となったこと、カメラ機材として使われるなど、技術的な進歩が凝縮されていることなどが挙げられます。

コンテンツ消費の主戦場としての「スマホ」

コンテンツ消費の主戦場としての「スマホ」2
(画像は「原神」公式サイトより引用)

YouTubeやNetflixといった動画ストリーミングサービス、『原神』に代表されるAAA級のグラフィックを持つモバイルゲーム、そしてウェブサイトや美しい電子書籍。こうしたリッチなコンテンツを最大限に楽しむ上で大画面による「没入感」と「情報量の多さ」は非常にメリットが大きくなっています。

つまり2010年代と比較し、2020年代はコンテンツ消費の主戦場がテレビや紙媒体、ゲーム機から「スマホ」に移り変わり、そのニーズに応える形で大画面化も進んだと言えます。

プロユースの拡大

最近では、プロがiPhoneを使って映画を制作するというケースが増えています。

プロユースの拡大1
(画像は「AOI Pro.」公式サイトより引用)

たとえば2025年5月には、映画監督の是枝裕和氏が監督・脚本・編集を手掛け、全編iPhone 16 Proで撮影された短編映画「ラストシーン」が公開されました。

これはAppleの「iPhoneで撮影 ー Shot on iPhone」というキャンペーンで制作された作品。同キャンペーンではほかにも三池崇史氏が監督を務め、全編iPhone 15 Proで撮影された短編映画「ミッドナイト」が公開されています。

なお、このキャンペーン以外でも撮影機材としてのスマホの本格採用は進んでいます。たとえば映画「シン・仮面ライダー」では数十台のiPhoneが撮影に使われています。

つまり、ただの「連絡手段」ではなく「プロユース向けの機材」としてのスマホ利用が広がっていることは間違いありません。そうした需要の広がりが、大画面で、撮影した動画素材や写真撮影をその場で確認するというニーズも生んでいます。

大画面化を実現する技術的な進歩

従来、画面を大きくすることイコール、本体サイズが巨大化すること、でした。しかし、画面の縁(ベゼル)を極限までそぎ落とす「ベゼルレスデザイン」が最近のスマホで取り入れられるように。インカメラを画面下の小さな穴(パンチホール)に収める技術により、本体サイズをほとんど変えずに、ディスプレイサイズだけを拡大できるようになりました。

これにより、かつての5.5インチモデルと現在の6.1インチモデルの横幅がほぼ同じ、という現象すら起きています。

小型スマホの新品は入手しづらい?

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(画像は「Apple」公式サイトより引用)

小型スマホの代表格と言えば、iPhone SE (第3世代)だったと言えるでしょう。CPU(SoC)の性能やバッテリー性能、カメラ性能とサイズの小ささを両立している上に入手性が高く、なおかつ『iPhone』というブランドの信頼性の高さがあるためです。

ただしiPhone SE(第3世代)は2025年2月に販売終了済み。実質的な後継機種とも言われているiPhone 16eは小型と言うよりは「中程度」に近いサイズ感です。

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(画像はスマホライフPLUS編集部作成)

この傾向を見ても小型スマホの家電量販店やキャリアショップでの取り扱いは「減少傾向」であることは間違いなく、幅広い選択肢の中から小型スマホを探すならば、整備済み品や中古端末を探すことをおすすめします。

【整備済み品・中古向け】狙い目の「小さなスマホ」3選

2025年10月現在、中古スマホ市場で手に入りやすい小さなスマホをご紹介します。

iPhone SE (第3世代)

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(画像は「Apple」公式サイトより引用)

小型スマホを語る上で、iPhone SE (第3世代)の存在は無視できません。画面サイズは4.7インチ、そして特筆すべきは横幅67.3mm、重量144gという群を抜くコンパクトさです。スーツの胸ポケットにも、小さなバッグのポケットにもすっきり収まります。

物理的なホームボタンに内蔵された指紋認証「Touch ID」も、マスク着用が日常となった現代において、顔認証よりもスムーズにロック解除できる場面が多く、根強い人気を誇ります。もちろん、おサイフケータイやIP67等級の耐水・防塵性能も完備。 Apple製品ならではの直感的な操作性と、長期間のOSアップデート保証も、大きな安心材料です。

バッテリー容量は物理的な制約から最新の大型iPhoneには及びませんが、省電力なA15 Bionicチップのおかげで、一般的な使い方であれば一日中持続します。中古市場や整備済み品市場でも流通量が豊富で、比較的手に取りやすい価格帯であることも、2025年現在の大きな魅力と言えるでしょう。

ASUS Zenfone 10

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(画像は「ASUS」公式サイトより引用)

Zenfone 10は、5.9インチという画面サイズながら、横幅を68.1mmに抑えることで、驚くほどの握りやすさを実現しています。

この機種の最大の特徴は、そのコンパクトなボディに、2023年のフラッグシップモデルに搭載されていた「Snapdragon 8 Gen 2」を搭載している点です。 2025年現在から見ると数年が経過したSoCではありますが、それでも高負荷なゲームや動画編集もサクサクとこなします。サイズのコンパクトさとパワフルな処理性能を両立させたい場合、整備済み品や中古端末を探す価値が今でもある製品の一つです。

Xperia Ace III

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(画像は「SONY」公式サイトより引用)

SONYのXperia Ace IIIは、Xperiaシリーズのエントリーモデルに位置づけられる機種です。5.5インチのディスプレイを搭載し、横幅は約69mm。背面はマットな質感で指紋や傷が目立ちにくく、非常にシンプルなデザインが特徴です。

SoCはエントリークラスの「Snapdragon 480 5G」ですが、LINEやウェブ閲覧、簡単なゲームといった日常的な用途であれば、動作に不満を感じることは少ないでしょう。画面のガラスには、高い強度を誇る「Corning Gorilla Glass Victus」を採用しており、落下やひっかき傷にも強い設計です。

もちろん、おサイフケータイと防水・防塵性能もしっかりと搭載。 価格も今回紹介する3機種の中では最も手頃で、コストパフォーマンスに優れています。

スマホライフPLUS編集部

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