毎年新モデルが発表され、世間の注目を集めるiPhone。各社から豊富なラインナップが展開され、カスタマイズ性も高いAndroid。どちらのOSもユニークな魅力があり、スマホ選びで迷う人も多いだろう。MMDLabo株式会社が運営するMMD研究所は今回、18歳~69歳の男女40,000人を対象に2025年9月12日から21日にかけて「2025年9月スマートフォンOSシェア調査」を実施。今回はその結果を紹介します。

Androidをメイン利用する人が半数を超える結果に

今回の調査結果から、メインで利用しているスマホOSはAndroidが51.4%で、iPhoneを上回ることが明らかになった。2023年まではiPhoneがわずかに優勢だったが、2024年以降はAndroidがリードを拡大している。多様な機種展開や価格帯の広さが、利用率に影響していると考えられる。

メイン利用しているスマホのOSを生年代別でも見てみると、男女ともに若年層の間ではiPhoneの方が大幅に普及していることが分かった。一方、男性は30代以降、女性は40代以降でAndroidの利用率が高まる傾向にあり、シニア世代では6割を超える結果となった。
各OSそれぞれで最も人気のシリーズとは?

MNOブランド別に見ると、「ソフトバンク」「LINEMO」「ahamo」はiPhoneの利用率が60%を超えていると判明。他にも「povo」「Y!mobile」「UQmobile」はiPhoneが半数を超える結果となった。

関連し、iPhoneユーザーとAndroidユーザーそれぞれで現在利用している端末シリーズを尋ねたところ、iPhone側では「iPhone SEシリーズ」が18.6%で最も多いことが明らかになった。調査当時はiPhone17シリーズが未発売の段階だったため、2位以降は「iPhone16シリーズ」から世代順に並ぶ結果となった。Android側では「AQUOSシリーズ」のユーザーが最も多く、全体の4分の1以上が利用していると判明。他にも「Xperiaシリーズ」「Google Pixelシリーズ」「Samsung Galaxyシリーズ」が10%台となっている。
両OSが拮抗しているのは、それぞれの魅力が幅広い層に届いている証拠であり、市場全体にとっても健全な傾向といえるだろう。
出典:【MMD研究所】