2024年9月に発売されたiPhone 16シリーズ。発売から3カ月が経過したが、実際に購入したユーザーはどう感じているのだろうか。セレクトラ・ジャパン株式会社が実施したアンケート調査によると、購入者の84%が「満足している」と回答しているよう。さっそく詳細を見ていこう。
高評価の理由はカメラとバッテリー性能
調査は、iPhone 16シリーズを購入した10~60代の男女100名を対象に実施された。iPhone 16シリーズの中で最も購入者が多かったのは標準モデルのiPhone 16で、全体の67%。続いてiPhone 16 Proモデルが22%、大画面のiPhone 16 Pro MaxとiPhone 16 Plusは少数にとどまっている。
iPhone 16シリーズは、標準モデルでも最新のA18チップを搭載し、新しいカメラコントロールボタンを体験できると注目を集めていた。だがユーザーから特に高く評価されている点は、カメラ性能とバッテリーの持ち。「カメラがよりきれいに写せるのがうれしいです。シャッターボタンが付いて扱いやすいです。電池も長持ちするのでデメリットは今のところないです(iPhone 16 Pro Max購入者)。」や、「以前使っていたものがiPhone XSであったので、カメラの性能の良さに驚いている(iPhone 16 Pro Max購入者)。」といった声が寄せられている。カメラ性能の向上は、新たに搭載されたカメラコントロールボタンも一因と考えられるだろう。
価格設定には賛否両論。半数以上が「高い」と不満
一方で、iPhone 16シリーズの価格設定については不満の声が多いようだ。調査によると、58%のユーザーが「価格は高い」と感じている。
「高い。スマホは生活の必需品であり、経年劣化やバージョンアップのため買い替えが必要になるものなので、もう少し手頃であるべきだと感じる(iPhone 16購入者)。」や、「すべての機能を使えて便利に扱えたら価値はわかるのですが私は機能の10%も使えていないような気がするのでかなり高く感じてしまいます(iPhone 16購入者)。」と、性能が向上しても高価だと感じている人が多い。だが「妥当だと思う」と回答した購入者も38%おり、「価格はかなり高いと思いますけど、以前所持していたiPhone 12より動画撮影能力は格段な上がっていました。これなら値段高くても仕方ないなと納得できたので妥当だと感じました(iPhone 16購入者)。」と、価格に納得しているユーザーも一定数いるようだ。
iPhone 16シリーズへ買い替える前の機種で、最も多かったのが2020年発売のiPhone 12シリーズ。全体の20%を占めており、次いでiPhone 13シリーズが18%となっていた。iPhoneユーザーは3~4年ごとの買い替えが多い傾向にあるようだ。また、携帯キャリアの2年返却プログラムの影響か、2年前のiPhone 14からの買い替えも3番目に多い結果となった。
iPhone 16シリーズは、カメラ性能とバッテリー持ちが評価されているよう。自分のスマホで不満に感じているなら、iPhone 16への買い替えを検討してもいいかもしれない。
出典元:【セレクトラ・ジャパン株式会社】
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