今やスマホは1人1台が当たり前となったが、シニア世代ではどのように利用しているのだろうか。MMD研究所が「シニアのスマートフォン利用実態調査」を実施したところ、若者と大きく変わらず、情報収集やコミュニケーションに幅広く活用していることが明らかになった。

スマホで普段使うアプリ・機能は「メール」「電話」「LINE」が上位を占める

MMDLabo株式会社が運営するMMD研究所は、予備調査では60歳~79歳の男女10,000人、本調査ではスマートフォンメイン利用者1,000人を対象に、2025年10月10日~14日の期間、「2025年シニアのスマートフォン利用実態調査」を実施した。
まず、スマホで普段利用しているアプリ・機能は何かを尋ねると(複数回答可)、全体では「メール」75.1%で最多、次いで「電話」74.4%、「LINE」74.3%、「インターネット検索」70.3%、「カメラ」68.1%と続いた。
Androidユーザーでは1位「電話」74.9%、2位「メール」74.1%、3位「LINE」72.4%、iPhoneユーザーでは1位「LINE」79.2%、2位「メール」77.2%、3位「インターネット検索」73.5%と、OSによっても違いが明らかとなった。

また、スマホを選ぶ際に重視するポイントを尋ねると、「本体価格」53.5%で最も多く、次いで「操作のわかりやすさ」35.4%、「メーカー・ブランドへの信頼」34.4%、「バッテリーの持ち」29.6%、「画面の大きさ」28.3%という結果になった。
スマホ利用のメリットは「LINEなどのコミュニケーション」

続いてスマホで1人でもできることを尋ねると(複数回答可)、「電話」95.2%で最多、「文字の入力」93.3%、「メール」93.1%、「インターネット検索」90.5%、「地図の閲覧、検索」79.6%、「LINEで1対1でのメッセージのやり取り、写真の送付をする」76.0%などがあがった。

スマホを利用するメリットとしては(複数回答可)、「LINEなどのコミュニケーションツールを楽しめる」53.1%、「気軽にインターネットを楽しめる」48.8%、「地図、ナビゲーションを利用できる」44.2%、「アプリで決済ができる」34.3%、「高画質な写真が撮れる」26.4%などが上位を占めた。
一度使い方を覚えれば、インターネット検索や地図検索なども簡単に利用できる利便性や、LINEやメール、電話を通じて気軽に誰かと気軽につながれるコミュニケーションツールとして、スマホはシニアにとっても欠かせない存在となっていると言える。
出典:【MMD研究所】
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