デジタル社会において、ネットは便利なうえ、娯楽も多いが、あなたは1日のうち、スマホでインターネットを利用する時間がどれくらいか把握しているだろうか？ モバイル社会研究所では、2025年1月にスマートフォン利用者のインターネット利用に使っている機器に関する調査を全国で実施。性別、年代別で、スマホやパソコンの利用時間の実態について見ていこう。
30歳以下のスマホにおけるネット利用時間は2時間以上が最多か
今回の調査結果から、プライベートにおけるスマホでの1日のネット利用時間について性別、年代別で回答を見てみると、全体的に男性よりも女性の方が利用時間が長いという傾向が見られた。15歳～29歳では、「2～4時間」が最も多く、「4～6時間」「6時間以上」も4割前後を占めるなど、高い利用率となった。30歳～59歳になると、男性は利用時間が大きく減るものの、女性は「2～4時間」の割合がさらに伸びていることが分かるが、60歳～79歳のシニア世代になると、男女ともに「1～2時間」が半数を超える結果となっている。
一方、パソコンでのネット利用時間についても見てみると、15歳～59歳までの幅広い世代で利用時間はガクッと下がっていることが判明。特に女性は「1時間未満」の割合が7割を超えている。しかし、60歳～79歳になると、男性は「1～2時間」の割合が増え、「2～4時間」利用している人も増えていることが分かる。女性においても同様に利用時間が増えていることから、スマホよりもパソコンの方が馴染み深い傾向がうかがえる。
シニア世代はスマホよりもパソコンの方がなじみ深い
今回の調査結果から、インターネット利用時間をスマホとパソコンで比較してみたところ、全体的にスマホの方がパソコンよりも利用時間が長く、女性の方がスマホでの利用時間が長い傾向にあると判明。15～29歳の若年層では、2時間以上の利用で比べるとスマホでは64％、パソコンでは17％となり、パソコンよりもスマホが生活に浸透しているといえるだろう。一方、60歳～79歳のシニア層においては、2時間以上の利用でスマホが20％、パソコンが32％となり、パソコンの方が日常に馴染んでいることが分かった。
若年層はスマホ中心、中高年層はスマホ移行期、シニア層はパソコンが中心と、年代によってインターネット利用スタイルが大きく異なる結果となった。
出典:【モバイル社会研究所】
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