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iPhoneの「iOS 26.2」がリリース! Liquid Glassの透明度の調整やSafari以外のWebブラウザを選択可能に!

2025年12月13日、「iOS 26.2」がリリースされましたが、これは11月4日のiOS 26.1から約1カ月ぶりの提供となります。今回はリキッドグラスの透明度の調整やSafari以外のWebブラウザアプリが選択可能になったほか、Apple Music、ポッドキャスト、ゲームなどの機能改善も多く含まれているほか、セキュリティアップデートが27件もあります。

iPhoneの「iOS 26.2」がリリース! Liquid Glassの透明度の調整やSafari以外のWebブラウザを選択可能に!
(筆者撮影)
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iOS 26.2は新機能や機能改善が多い大型アップデート!

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こちらがiOS 26.2のリリースノートです。今回は新機能や機能改善、セキュリティアップデートも多く含まれています

そもそも、iOS 26では半透明のUI「リキッドグラス(Liquid Glass)」が採用されましたが、画面が少し見にくいといった意見も多かったため、iOS 26.1で透明度の調整が導入され、iOS 26.2ではさらに細かい調整ができるようになりました。

また、ロック画面の時刻も、壁紙カスタマイズにオプションが追加され、時刻表示の透明度を調整可能となっています。

次に、「AirDrop」は不明な連絡先との間で利用する場合に受信者側にコードが表示され、送信者がそのコードを入力しないと転送できないように改善されています。これで、知らない相手から写真を送りつけられる被害も防げますね。

「Apple Music」でも機能改善が見られます。こちらは、お気に入りの曲のプレイリストがホームタブの“ピックアップ”に表示されるほか、ダウンロード済み楽曲の歌詞はオフラインでも表示されるようになりました。

「ポッドキャスト」では、今聴いているエピソード内で言及された関連ポッドキャストを、プレイヤーや文字起こしリンクから直接確認・フォローできます。

「ゲーム」では、ゲームライブラリでフィルタを使用すると、カテゴリやサイズなどでゲームを検索できるようになりました。ほかにも、ゲーム内のチャレンジスコアバナーは、誰かがトップになると最新順位がリアルタイムで表示されます。さらに、BackboneやRazerなどの社外コントローラーとの接続が改善されています。

そして、「リマインダー」では、設定時刻になったときアラームを鳴らす「緊急」オプション機能が追加されました。これで重要な用事を見逃すリスクを軽減できますね。

「アクセシビリティ」では設定から、通知を受信したときに画面を点滅させるかどうかを選択可能になっています。

なお、iOSのアップデートは設定から「一般」→「ソフトウェア・アップデート」で実施できます。

スマホ新法に対応し、初回起動時にSafari以外のブラウザも選択できるように!

そして、iOS 26.2では2025年12月18日に始まる「スマホソフトウェア競争促進法(スマホ新法)」に対処するため、Safariを初回起動したときに、デフォルトのWebブラウザアプリを選択する画面が表示されるようになりました。

これは“チョイススクリーン”と呼ばれるもので、Google ChromeやMicrosoft Edge、FirefoxなどのWebブラウザアプリが選択できるようになります。

そもそもスマホ新法では、スマホユーザーがWebブラウザアプリを自由に選べることを要求しており、公正取引委員会ではこれを「チョイススクリーン」と呼んでいました。つまり、今回、AppleはiOS 26.2でチョイススクリーンに対応してきたというわけです。

もちろん、多くのiPhoneユーザーはSafariに慣れていますが、WindowsパソコンでGoogle ChromeやMicrosoft Edgeを使っているなら、デフォルトWebブラウザアプリを変更する人もいるかもしれませんね。

●【公式】公正取引委員会は→こちら

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こちらがスマホ新法の「チョイススクリーン」サイトになります。詳しく知りたい人は確認してみてください(画像は公正取引委員会公式サイトより引用)
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iOS 26.2にアップデートすると、Safariを起動したときに、デフォルトのWebブラウザアプリを選択できるようになります

セキュリティアップデートは27件もある!

iOS 26.2では、新機能や機能改善だけでなく、27件ものセキュリティアップデートがありました。

その内容はAppleの「About the security content of iOS 26.2 and iPadOS 26.2」で詳細を確認できますが、ここではその一部を紹介しておきましょう。

●【公式】Apple「About the security content of iOS 26.2 and iPadOS 26.2」は→こちら(英語)

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セキュリティアップデートは27件もありました。iOSの脆弱性が大幅に改善されています(画像はApple公式サイトより引用)

■App Store
【対象機種】iPhone 11以降
【影響】アプリが機密性の高い決済トークンにアクセスできる可能性がある
【説明】追加の制限により、権限の問題が解決されました

■MediaExperience
【対象機種】iPhone 11以降
【影響】アプリがユーザーの機密データにアクセスできる可能性がある
【説明】データ編集を改善することで、ログ記録の問題に対処しました

■Photos
【対象機種】iPhone 11以降
【影響】隠し写真アルバムの写真が認証なしで閲覧可能になる
【説明】追加の制限により構成の問題が解決されました

■Screen Time
【対象機種】iPhone 11以降
【影響】アプリがユーザーの機密データにアクセスできる可能性がある
【説明】データ編集を改善することで、ログ記録の問題に対処しました

■Calling Framework
【対象機種】iPhone 11以降
【影響】攻撃者がFaceTimeの発信者IDを偽装できる可能性がある
【説明】状態管理を改善することで、ユーザー インターフェイスの不一致の問題が解決されました

今回の内容をよく見てみると、App Storeで決済トークンにアクセスできたり、隠し写真アルバムが認証なしで閲覧可能になる、あるいはFaceTimeの発信者IDを偽装できるなど、深刻な脆弱性も含まれているため、早めのアップデートを推奨します。

まとめ

いかがでしょうか? 今回はiPhoneの最新アップデート「iOS 26.2」の内容についてお伝えしました。

iOS 26.2では、半透明のUI「Liquid Glass」の透明度を細かく調整できたり、Apple Musicやポッドキャストの機能改善があるなど、かなり大型アップデートとなっています。

とくに、スマホ新法に対応しSafari以外のブラウザも選べるようになった点は注目すべきポイントです。

また、セキュリティアップデートは27件もありますので、もし、まだiOS 26にしていない人は早めにアップデートしたほうがいいかもしれません。

すずきあきら

すずきあきら

編集・ライター。パソコン通信時代からネットワークに接しWi-Fiやインターネット、SNSなどに精通。30年に渡って、パソコンやスマホ関連のムック本や雑誌記事を手がけてきた大ベテラン。最近は格安SIMなどのケータイ料金やアプリ、通信費全般の記事を執筆することが多い。

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