私たちの生活に欠かせない存在のスマートフォン。大人だけでなく、子どもたちの間でも普及しているようです。今回は、小学生の「スマートフォンの使用状況」に関する調査と、2023年7月号にて調査した「SNSの使用状況」を併せてご紹介します。
女子小学生(高学年)のスマホ所有率は5割以上! 日常的な使用が一般的
株式会社小学館が女子小学生(JS)のリアルな本音を各編集部の視点で定期レポートする「JS研究所」では、「ちゃお」読者1000人を対象に、「スマートフォンの使用状況」に関する調査を実施。2023年7月号にて調査した「SNSの使用状況」と併せて調査結果を発表しました。
まずはじめに「高学年JSちゃお読者のスマートフォンの所有率」を調査すると、31.2%が「自分のスマホを使っている」、22%が「自分のキッズスマホを使っている」と回答。5割以上(53.2%)がスマートフォンを所有・使用していることが明らかになっています。
2023年の調査では45%だったのに対し、約8ポイント増加していることから、高学年の女子小学生にとってスマートフォンは当たり前のものとなりつつあることがわかります。
次に「高学年JSちゃお読者の普段のスマートフォン使用時間」を調査すると、「30分未満」が30.2%と最多で、次いで29.2%の「30分以上~1時間未満」という結果になりました。一方、1時間以上使用する高学年JSは40.4%で、スマートフォンを日常的に利用する人が多いこともわかりました。
友達とのコミュニケーションやYouTubeの閲覧を目的にスマホを使用
「高学年JSちゃお読者のスマートフォンの使用目的」を調査すると、約半数が「友達との連絡」と回答。友達とのコミュニケーション方法として欠かせない存在となっているようです。また、「家族との連絡」「アプリ(SNS以外のゲームなど)」「写真を撮る」が上位にランクインしており、「SNS利用」を目的に使用する割合は少なくなっています。
次に「高学年JSちゃお読者のYouTubeの使用頻度」を聞くと、「ほぼ毎日見る」の回答が約半数(49.8%)という結果に。スマホの使用目的で「SNS利用」の割合は少ないものの、日常的にYouTubeを使用する人は多いことがわかりました。
それ以外のSNSでは、「見たことはない」や「ほぼ見ない」との回答が多かったものの、「TikTok」に関しては「YouTube」と「LINE」を除いたSNSと比べて「ほぼ毎日見る」という回答が多く寄せられました。
SNSを利用したり、友達や家族とコミュニケーションを取ったりする大人と同様に、高学年JSもスマホを日常的に使用していることが明らかになりました。周りの友達が持っているものは、自分もほしくなるもの。そのため、高学年JSのスマホ所有率は今後も上がっていくのではないでしょうか。
出典元:【株式会社小学館】
※サムネイル画像(Image:Shutterstock.com)