iPhoneでWebサイトやSNSなどを閲覧しているとき、いちいち画面を指でスクロールするのが面倒くさいと思ったことはありませんか? 実は、iPhoneの画面は音声でスクロールさせることができるんです! そこで今回は、iPhoneの「音声コントロール」機能で音声によるスクロールのコマンドを設定する方法を紹介しましょう。
iPhoneの音声コントロールで独自コマンドを作成すればOK!
iPhoneの画面を音声でスクロールさせるには、まず、設定の「アクセシビリティ」→「音声コントロール」を開いて「音声コントロール」をオンにします。
ただし、初回は「音声コントロール」が表示されないので、「音声コントロールを設定」をタップして、音声コントロール画面を表示。次の画面で「完了」を押しましょう。これで「音声コントロール」が表示されるので、これをオンにします(初回以降は不要)
次に、「コマンド」をタップしたら「新規コマンドを作成」をタップ。新規コマンド画面では語句欄に「スクロール」と入力して「アクション」を選択します。
あとは、「カスタムジェスチャを実行」で実際に指でスクロールするアクションを登録し、そのコマンドを実行するアプリを指定すればOKです。今回は「Safari」を指定しましたが、XやInstagramなどのSNSを指定してもいいでしょう。
なお、今回はiOS 18.2.1にアップデートしたiPhone 13での手順を紹介します。
iPhoneの音声コントロールで独自コマンドを作成する手順
実際に音声で画面をスクロールさせてみよう!
iPhoneの音声コントロールで独自コマンドを作成したら、さっそく実際に音声で画面をスクロールさせてみましょう。
「Safari」でWebサイトを開き、iPhoneに向かって「スクロール」と言うと、画面上に「スクロール」が表示され、画面がスクロールされました。ちなみに、ジェスチャでスクロールアクションを登録するとき、ゆっくりスクロールするとそれがそのまま反映されます。早くスクロールしたければ、早いスクロールを登録しましょう。
これで、片手がふさがっているときでも、「スクロール」と口で言うだけで画面をスクロールできますよ。
なお、「スクロール」のコマンドは画面右上の「編集」を押して表示される「コマンドを削除」で削除できます。
また、iPhoneの画面左上に表示される音声コントロールアイコンは、「音声コントロール」のスイッチをオフにすれば消えますよ。
スクロールコマンドを削除する手順
まとめ
いかがでしょうか? 今回はiPhoneの音声コントロールで独自コマンドを作成し、音声でiPhoneの画面を「スクロール」できるようにしてみました。
設定するのはやや面倒ですが、一度設定してしまえば、自宅のソファでダラダラとスマホを見ているときなどは、意外と便利ですよ!