「今からSNSに登録したいけれど、自分が発信したいことがどのSNSに合っているか分からない」「SNSの使い方がいまひとつ分からない」という方もいるのではないでしょうか。

そこで今回は代表的なSNSサービス一覧やその種類と、始め方を解説します。
SNSとは?代表的なSNSの例
SNSとは、Social Networking Serviceの略で、インターネットを通じて人々が情報を共有し、交流するためのプラットフォームです。

代表的なSNSには、テキスト中心のX(旧Twitter)、実名登録制のFacebook、画像や動画投稿が中心のInstagram、ショート動画投稿が中心のTikTok、動画投稿が中心のYouTubeがあります。
今から始めるならどのSNSを選ぶべき?
実名登録型のSNSで、リアルな友人や仕事関係の繋がりをウェブでも活かしたいならFacebook。短文投稿や情報収集を行うならばX。
写真や動画などクリエイティブを活かして繋がりを作るならばYouTubeやInstagram、TikTokがおすすめ。複数のSNSを組み合わせて使うことも多く、「1つのSNSしか使ってはいけない」ということはありません。
基本的なSNSのやり方
SNSの始め方は、基本的にアプリをインストールし、アカウントを作成、プロフィールを登録、他のユーザーをフォロー、投稿という流れです。
今回は基本的なSNSのやり方を、Instagramを例にご紹介します。
SNSアプリをスマホにインストール
まずはアプリをスマホにインストールしましょう。

SNSに新規登録
次にSNSにアカウントを登録します。


プロフィールを登録する
アカウントを作成したらプロフィールを登録しましょう。

他のユーザーをフォロー
アカウントができたら他のユーザーをフォローしましょう。

投稿する
準備が整ったら実際に投稿してみましょう。

【種類別】代表的なSNSサービス一覧
用途ごとの代表的なSNSをご紹介します。
実名登録型
実名登録型のSNSは、Facebookが代表的です。

Facebookは、2022年1月時点で世界でのアクティブユーザー数が約29億人を超える世界最大のSNS。日本での利用率は減少傾向にあるものの、世界で最も利用されているSNSです。Facebookでは、実名でのアカウント登録を基本としており、友達や知人とネットワークが繋がり、広がっていくのが特徴です。
このほか、LinkedInに代表されるビジネスSNSも一般的に実名登録。SNSを趣味などではなく、ビジネスに直接的に活かしていきたい場合は実名登録型のSNSの利用がおすすめです(※クリエイターの方がペンネームを利用したい場合などは除く)。
テキスト投稿型
テキスト投稿型のSNSとしては、X(旧Twitter)、Threadsが挙げられます。

TechCrunchの2025年6月の報道によると、Xの1日のアクティブユーザー数は1億3200万とのこと。API有料化や、有料サービスの開始などにより利用者が離れていくことになりましたが、日本では依然として根強い人気があります。
一方、FacebookやInstagramを開発したMeta社が2023年7月にリリースしたThreadsは、2025年5月に月間アクティブユーザー数が3億500万人に到達したことが発表されました。
ThreadsはInstagramアカウントを使用してログインする、テキストベースのSNSアプリです。日本では広がりが薄いようにも見えますが、利用している芸能人なども少なくありません。
Xはもともと140文字の文字数制限に代表されるように短文投稿が主流でした。しかし有料版のX Premiumのユーザーであれば長文投稿が可能となり、論評や批評といった文章の発表などもSNS上で行われるケースが徐々に増えてきています。

ほかにも、2024年12月にリリースされたmixi2も日本では人気となっています。
写真投稿型
Instagram、Pinterestは写真投稿型のSNSの代表格です。

インスタグラムは、2022年10月時点で全世界での月間アクティブユーザー数20億人のソーシャルメディア。写真や動画に特化したSNSで、グルメやファッション、インテリア等のおしゃれな映え写真を投稿するのが主流です。
一方、インスタグラムと同じくおしゃれな写真を検索するプラットフォームとして世界で人気のPinterestの月間アクティブユーザーは5億3,700万人。お気に入りの写真を「Pin」として自分の掲示板に貼り付けて保存できる点が特徴です。
どちらも実名登録の必要はありませんが、インフルエンサーとして活動したい場合はインスタグラムで実名を出すこともおすすめ。
動画投稿型
YouTubeやTikTokは動画投稿型SNSです。

YouTubeの月間アクティブユーザーは、2023年10月時点で24.9億人で、日本国内の月間視聴者は2024年10月時点で7370万人。世界最大のオンライン動画プラットフォームとして、サービスが開始されてから10年以上が経つ今でもユーザー数は伸び続けています。
YouTubeもTikTokもいずれも実名を登録する必要はありません。どちらも視聴者層が若いため、インフルエンサーとして活動したい場合も本名ではなく親しみやすい名前をつけるのがいいでしょう。
ライブ配信型
ライブ配信型のSNSとしては、TikTok、Pococha、17LIVEがあります。

TikTokは、短尺動画に特化したソーシャルネットワーキングサービス(SNS)です。ショート動画の投稿はもちろん、ライブ配信媒体として使われることも多く、特に若年層を中心に世界中で人気を集めています。
特徴はエンターテイメント、教育、ライフスタイルなど、多岐にわたるジャンル。2025年6月時点で月間利用者数は1億人ともいわれており、いまやTikTokがブームの発祥になることも少なくありません。
SNSを始める際の注意点
SNSを始める際の注意点をご紹介します。

個人情報や居場所が特定される情報の投稿を迂闊にしない
SNSを利用する際は、個人情報の取り扱いに注意が必要です。住所や電話番号、勤務先などの個人情報を安易に投稿しないようにしましょう。また、写真や動画に写り込んだ情報から居場所が特定されるリスクもあります。投稿する前に、情報が漏れていないか確認することが大切です。
自分の想定外の人に投稿やプロフィールが見られる可能性がある
SNSでは、自分の投稿やプロフィールが想定外の人物に閲覧されるリスクがあります。例えば、友人のみに公開しているつもりでも、友人の知り合いに閲覧される可能性があります。また、検索エンジンにインデックスされることで、不特定多数の人々に閲覧される場合もあります。投稿内容やプライバシー設定には十分注意しましょう。
誹謗中傷などは開示請求の対象になりえる
SNS上での誹謗中傷は、法的な問題に発展する可能性があります。誹謗中傷の被害に遭った場合、発信者情報の開示請求を行うことができます。また、匿名であっても、書き込み内容によっては名誉毀損や侮辱罪に該当する可能性があります。SNSでのコミュニケーションでは、相手を尊重し、節度を持った発言を心がけましょう。
デジタルタトゥー
SNSに投稿した情報は、インターネット上に半永久的に残ります。中でも悪質な投稿は「デジタルタトゥー」と呼ばれ、将来の就職活動や人間関係に影響を与える可能性があります。投稿する前に、その内容が将来自分の不利益にならないか考えることが大切です。また、過去の投稿を定期的に見直し、不適切な内容は削除することをおすすめします。
著作権侵害や肖像権侵害にも注意
SNSへの投稿では、著作権や肖像権の侵害にも注意が必要です。他人の作品をそのまま投稿したり、無断で他人の写真を使用したりすることは、著作権侵害に該当する可能性があります。
まとめ
SNSは、人と人とのつながりを促進し、情報共有や交流の場を提供するサービスです。自分の目的や興味に合ったSNSを選び、基本的な使い方を理解することが大切です。SNSを利用する際は、個人情報の取り扱いや投稿内容に十分注意し、節度を持ったコミュニケーションを心がけましょう。SNSを正しく活用すれば、友人や家族とのつながりを深め、新しい出会いを得ることも可能です。その特性を理解し、リスクに配慮しながら活用していきましょう。
※サムネイル画像(Image:Shutterstock.com)※画像は一部編集部で加工しています