最近のダイソーでは、イヤホンやヘッドホンがかなり充実しています。とくに、有線イヤホンは安いのに意外と音がよくてビックリしますが、今回購入したのは550円の新型「MAXTILL 有線ヘッドホン」です。果たして音質や使い勝手はどうなのでしょうか?

「MAXTILL 有線ヘッドホン」は手元操作とマイクが搭載された小型ヘッドホン
ダイソー「MAXTILL 有線ヘッドホン」の価格は550円。パッケージも高級感があって、ヘッドホンとしてはかなり安いと思います。
ケーブルの長さは1.2mで、カバンに入れても絡みにくいフラットケーブルを採用。ハウジング部分が90度回るため、カバンの隙間に収納しやすく、ヘッドホンとしてはなかなか携帯性が高いと言えます。



機能としては、再生/一時停止などが手元で操作できるリモコンや、通話ができるマイクがあって、ヘッドバンドの長さも調整可能となっています。
4極の3.5mmイヤホンジャックは断線しにくいL型プラグを採用しているため、耐久性も考えられています。また、スピーカーは40mmの大型のものを採用しているため、迫力のあるサウンドが期待できそうですね。


■ダイソー「有線ヘッドホン」のスペック
【ドライバーユニット】40mmスピーカー
【ハウジング】直径7.5cm/厚さ3cm
【コード長】1.23m
【操作】リモコン搭載
【マイク】〇
【重量】約140g
【サイズ】約145×176×83mm
【専用アプリ】なし
【防滴】なし
【材質】ABS樹脂/塩化ビニル樹脂
【価格】550円
実は、過去の実験でもダイソーの有線イヤホンや有線ヘッドホンは、安いのに意外と音がいいことが多く、コスパはかなりいい機種が多いのです。
つい先日も、同じMAXTILLブランドの「ゲーミングイヤホン」を試してみたところ、非常に音質がよかったので、テスト前から期待が膨らみました。
実際に音楽を聴いてみると、密閉感に乏しく音はまるで風呂で聴いているよう……
実際にダイソー「MAXTILL 有線ヘッドホン」を装着してみると、ヘッドバンドの締め付ける感覚は弱めです。ただし、ハウジングが耳全体を覆うのではなく、耳の上に載っている感じになるので密閉度はありません。
また、ハウジングが少し硬めであるため、いい感じで聴こえる部分にジャストフィットさせるのには苦労しました。


それでは、実際に音楽を聴いてみましょう。最初の感想は「音がこもっている」です。まるでお風呂で聴いているようなボヤっとした音質で、お世辞にも音がいいとは言えません。
しかも、解像度が低く音がまとまって聴こえるので、音の立体感はまったくありません。ステレオの音楽なのに、モノラルのように聴こえてしまいます。思わず、接続具合や音楽プレイヤーの設定を確認してしまいました。
同じMAXTILLブランドのゲーミングイヤホン(550円)は非常に音がよくてビックリしたのに、どうしてヘッドホンはここまで音が悪いのか謎です。以前、ダイソーで330円で買った折り畳み式ヘッドホンでも、もっと音はよかったので本当に残念です。
マイクもボソボソしていて何を喋っているのか聴き取れないので、オンライン会議での使用もオスメできません。


まとめ
いかがでしょうか? 今回はダイソーの「MAXTILL 有線ヘッドホン」を実際に購入して、音質や使い勝手をテストしてみました。
550円のヘッドホンとしてはリモコンやマイク、ヘッドバンド調整などの機能は充実しているのですが、とにかく肝心の音がまったくダメなのでオススメできません。
正直言ってこの有線ヘッドホンを買うくらいなら、MAXTILLのゲーミングイヤホンか、ダイソーで330円の折り畳み式有線ヘッドホンを買ったほうが、音もよくて満足度が高いでしょう。