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ワイヤレスイヤホン全盛の今、筆者が『有線イヤホン』を手放せない“決定的な理由”

現在、スマホで音楽を聴く際はワイヤレスイヤホンを使う人が多いと思いますが、意外にも有線イヤホンを愛用する人も少なくありません。そこで今回は、ワイヤレスの「AirPods」と有線の「EarPods」を例に、筆者が今でも有線イヤホンを使っている理由を紹介します。

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(筆者撮影)
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【1】 有線イヤホンは充電する必要がない

まず、ワイヤレスイヤホンと有線イヤホンの大きな違いは「バッテリーの充電」です。

ワイヤレスイヤホンはイヤホン本体にバッテリーが搭載されているため、定期的に充電する必要がありますが、有線イヤホンは接続先から電力供給されるため充電する必要はありません。

そのため、有線イヤホンは充電の心配をする必要がなく、肝心なときにバッテリー切れで使えないという事態は起きないのです。

もちろん、最近のワイヤレスイヤホンはバッテリーの持ちが良くなっていますし、ケースに入れておけば自動的に充電されるので、毎日バッテリーを充電するようなことはありませんが、つい、ケースを充電したまま置き忘れてしまうことも……。

地味ではありますが、バッテリーに関してよけいな心配を一切しなくていいのが、有線イヤホンのメリットのひとつです。

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ワイヤレスイヤホンはバッテリーを使用するので、肝心なときにバッテリー切れになってしまうことも……(筆者撮影)

【2】有線イヤホンは安くて壊れにくい

ワイヤレスイヤホンは高価です。「AirPods 4」は2万1,800円、「AirPods Pro2」は3万9,800円もしますが、有線イヤホンの「EarPods(USB-C)」ならたった2,780円と、桁違いに安く購入できます。

また、有線イヤホンは非常に単純な構造なので壊れにくいのが特徴。もちろんケーブルが断線するリスクはありますが、基本的にワイヤレスイヤホンよりは頑丈です。

とくにワイヤレスイヤホンは何年も使っていると、徐々にバッテリーがヘタってしまい、駆動時間が短くなってしまうのも大きなデメリットですね。

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有線イヤホン「EarPods」は、ワイヤレスイヤホン「AirPods」の1/10程度の値段で安価に購入できます(筆者撮影)

【3】有線イヤホンは失くしにくい

ワイヤレスイヤホンは、気が付かないうちに耳から外れて失くしてしまうリスクがあります。もし、数万円もするAirPodsを失くすとかなりショックが大きいですよね。

これに対し、有線イヤホンはケーブルでつながっているので、耳から外れてもそう簡単に落として失くすことはありません。

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電車や駅構内でワイヤレスイヤホンが片方だけ落ちているのをたまに見かけますが、これはかなりショックですよね……(筆者撮影)

【4】有線イヤホンは音の遅延や音飛びなし!

ワイヤレスイヤホンは、どうしても音の遅延が発生してしまいます。スマホで動画やゲームを楽しんでいると、画面と音がわずかにズレていることがあって違和感を覚えます。

しかし、有線イヤホンなら基本的に音の遅延は発生しないため、とくに音ゲーやアクションゲームをする際には有線イヤホンが重宝されるのです。

もちろん、ワイヤレスイヤホンでも「低遅延モード」を有効にすることである程度は遅延を軽減できますが、それでも気になる人は多いでしょう。

また、ワイヤレスイヤホンはBluetoothでスマホと接続しているので、人が多い場所では混線したりして、音が飛んでしまうことがあります。こちらも有線なら絶対に発生しない現象なので、音楽に集中するなら有線のほうがいいでしょう。

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有線イヤホンでは音の遅延や音飛びといった、ワイヤレスイヤホン特有の問題は基本的に発生しません(筆者撮影)

有線イヤホン特有のデメリットも……

ここまで、有線イヤホンのメリットを紹介してきましたが、もちろん、有線イヤホンにもデメリットはあります。

まずは、ケーブルが絡むこと。鞄のなかでケーブルが絡むのは仕方ないとしても、人混みで他人のバッグに絡んだりすると最悪です。取り回しの良さはワイヤレスイヤホンのほうが遥かにスマートですよね。

とくに、ジョギングしたり家事を行っているときなどは、ケーブルが絡まないワイヤレスイヤホンのほうが適しているでしょう。

次に、ワイヤレスイヤホンではアクティブノイズキャンセル機能(ANC)が使える機種があります。とくに、通勤電車のなかでは周囲の音がうるさいのですが、ANCを有効にすれば、周囲の雑音をカットして音楽だけをクリアに楽しめます。

ANC機能付きだと価格も高くなりますが、一度体験するとANCなしでは満足できない人も多いと思います。これも有線イヤホンの不満のひとつでしょう。

また、AirPodsではアプリによる音質の調整も可能です。聴く音楽に合わせてイコライザー機能で調整できるのはワイヤレスイヤホンならではの大きなメリットと言えます。

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電車や飛行機のなかなど、周囲がうるさい場所ではワイヤレスイヤホンのANCが効果を発揮します。一度体験するとANCなしでは満足できないかもしれませんね……(Image:Shutterstock.com)

まとめ

いかがでしょうか? 「今さら有線イヤホン?」と疑問に思った人も多いかもしれませんが、有線イヤホンは充電が不要ですし、安価で壊れにくいという大きなメリットがあります。

また、音の遅延もないため動画やゲームを楽しむなら、むしろワイヤレスイヤホンより優れている部分もあり、有線イヤホンの利用者はまだまだ多いのです。

ただし、有線イヤホンはケーブルが絡みますし、ANCが使えない、イコライザーでの音質調整ができないといったデメリットもあります。

実際に音楽を聴き比べてみると、音質的にはEarPodsよりAirPodsのほうが音が華やかでシャキっとしています。AirPodsは値段が高くてもそれに見合った音質や機能を備えていますので、コスパではなく音質優先で、しっかり音楽を楽しみたい人にはAirPodsのほうがオススメになります。

※本文中の価格はすべて税込みです。

西澤浩一

西澤浩一

アニメやゲーム、ニコニコ動画関連書籍の編集に携わり、今ではオーディオ、生活雑貨、マネーなどさまざまなジャンルに手を広げている。趣味は乗り鉄であり、休日はフリーきっぷ片手に日本全国を徘徊中。お気に入りは青春18きっぷで乗れるリゾートしらかみ。他にもゲーム、マンガはもちろん映画鑑賞も趣味のひとつ。

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