「メルカリ」はフリマアプリだからこそ、ECサイトでは通常できない「値下げ交渉」ができるのがひとつの魅力。もっとも不躾な値下げ交渉を行うと出品者に不快感を与え、値下げしてくれないこともあります。
そこでこの記事では、上手な値下げ交渉のコツを解説。コメントの例文も紹介します。
【購入者向け】メルカリで商品の「値下げ交渉」を成功させるコツ
メルカリで値下げ交渉を成功させるコツは以下の通りです。
・出品者のプロフィールの確認する
・「いつ出品された商品か」チェックする
・礼儀正しいコメントを意識する
・値下げの割合は1割~2割程度までに留める
・交渉が成立したら即購入する
【値下げ交渉のコツ】出品者のプロフィールの確認
まず、値下げ交渉をする前に、出品者のプロフィールを確認しましょう。その中に、値下げについて前向きに言及している場合、値下げ交渉が成功する確率が上がります。
【値下げ交渉のコツ】「いつ出品された商品か」チェック
商品が出品された日にちをチェックするのもおすすめ。長く出していても売れない商品なら、「少し値下げしても売ってしまいたい」と考える出品者は少なくないためです。
より詳しい出品日を調べたい場合、メルカリの出品日・販売日が詳細に分かるツール「いつメル」の利用もおすすめ。
利用方法は以下の通り。なお、今回はAndroidスマホを使って操作しています。
まずは商品URLをコピーするため、メルカリ公式アプリを開きます。
例えば「いつメル」で出品日をチェックして、数カ月経過している商品などであれば値下げ交渉の余地は大きいでしょう。一方、出品からまだ数日程度であれば「交渉をするにはまだ早い」可能性が高いです。
【値下げ交渉のコツ】礼儀正しいコメントを意識する
値下げ交渉をするときには、礼儀正しいコメントを意識しましょう。出品者に対して失礼な言葉や態度をとると、値下げ交渉は失敗してしまう確率が高まります。
例えば、いきなり「◎◎円まで価格を下げられませんか?」とコメントするよりは「とても素敵な商品で、ぜひ購入したいのですが予算が◎◎円まででして……。もし可能であれば◎◎円まで下げていただけませんか。難しい場合はスルー頂いて構いません」などとコメントする方が心証が良いでしょう。
【値下げ交渉のコツ】値下げの割合は1割~2割程度まで
「値下げ」といっても、「半額にしてほしい」といった交渉はほとんど通じないと考えましょう。通常は1割~2割程度が相場。
【値下げ交渉のコツ】「交渉が成立したら即購入する」のが礼儀
値下げ交渉をするときには、「交渉が成立したら即購入する」のが礼儀。出品者は、値下げ交渉に応じたら、購入者がすぐに商品を購入してくれると期待しています。しかし、購入者が値下げ交渉に成功した後に、商品を購入しなかった場合には出品者は不快に感じるでしょう。
また、たとえ自分が値下げ交渉しても、安くなった瞬間に別の購入者が「横取り」してくる場合もあります。「横取り購入」は違反行為ではないため、自分で値下げ交渉した場合でも諦めざるを得なくなります。
総じて「交渉が成立したら即購入」しましょう。
メルカリでの値下げ交渉のコメント例文
メルカリの値下げ交渉のコメントの例文をご紹介します。
【購入者向け】値下げ交渉のコメント例文
値下げ交渉をするときには、これまで紹介したコツを踏まえて、礼儀正しいコメントを出品者に送りましょう。以下に、値下げ交渉のコメントの例文をいくつか紹介します。
「はじめまして。商品にとても興味があります。お値段は少しでもご相談になりますでしょうか?もし可能でしたら、〇〇円まで値下げしていただけると嬉しいです。交渉が成立したら即購入します。よろしくお願いします。」
「こんにちは。商品を見て一目惚れしました。お値段は固定ですか?もし余裕がありましたら、〇〇円にしていただけないでしょうか?交渉が成立したらすぐに購入手続きに入ります。ご検討よろしくお願いします。」
【参考】値下げ交渉に対するよくある出品者の返答例
参考までに、値下げ交渉を受けた出品者がどのように返答すればいいかの例文もご紹介します。
「はじめまして。商品にご興味を持っていただきありがとうございます。〇〇円なら値下げできます。交渉が成立したら即購入ということでしたら、大丈夫です。価格を変更しますので、お手数ですが再度商品ページをご覧ください。よろしくお願いします。」
「お問い合わせありがとうございます。5,000円まで値下げは難しいです。〇〇円なら値下げできますが、いかがでしょうか?交渉が成立したら即購入いただけると助かります。ご返答お待ちしております。」
「お問い合わせありがとうございます。申し訳ありませんが、お値段は固定です。商品は新品未使用で、他のサイトよりも安く出品しています。ご理解いただけると幸いです。よろしくお願いします。」
商品の値段設定の決定権はあくまで出品者にあるため、無理のある交渉に応じる必要はありません。
メルカリでの適切な「値下げ交渉タイミング」とは?
先述した通り、出品者がプロフィール欄に値下げ可と書いている場合や、商品ページにも同様のことが書かれている場合、値下げ交渉チャンスです。
また、出品から日にちが経過しており、問い合わせコメントがない場合なども、値下げ交渉のタイミングといえるでしょう。
よく値下げが発生する状況の例
値下げは単体の交渉のほかに、同じ人が出品している別の商品も購入することで「まとめて買うから値下げしてほしい」と頼むことができます。この場合、出品者が「おまとめ買い割引」や「同梱割引」などと謡っていることも多いため、スムーズに交渉が進むでしょう。
まとめ
値下げ交渉のコメントを送るときには、自分がいかにその商品に魅力を感じているかを伝えることが大切。また、出品者との信頼関係を築くことが重要です。出品者とのコミュニケーションを大切にして、お得に商品を購入しましょう。
※サムネイル画像(Image:oatawa / Shutterstock.com)※画像は一部編集部で加工しています