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Amazonプライムは不要かも? やめると何がどれくらい不便になるのか

2025年4月8日からAmazonプライムの特典の目玉である『Amazonプライムビデオ』への広告挿入が開始される予定です。広告なしにするためには、月額390円のオプションが必要に。

Amazonプライムの月額会費は現在600円であり、広告なしオプションをプラスすると990円となります。いずれにしても、改めて金額を見るとAmazonプライムは「意外と安くない」一面があります。これを機に「Amazonプライムの継続を見直そう」という人もいるのでは?

とはいえAmazonプライムに当たり前のように加入し続けてきた方にとっては「やめると何がどれくらい不便になるのか」がイメージできないでしょう。

そこでこの記事ではAmazonプライムの特典をおさらいし、プライム会員をやめた場合の不便さについて詳しく解説します。

Amazonプライムの特典一覧をおさらい

まずAmazonプライムは、年会費5,900円もしくは月額600円を支払うとさまざまな特典が受けられるサービスです。主な特典は、プライム会員限定の配送サービス、プライム・ビデオの動画配信サービス、Amazon Photosなどです。

Amazonプライムの特典一覧をおさらい1
主なAmazonプライムの特典一覧(画像はスマホライフPLUS編集部で作成)
この記事の画像(7枚)

ちなみに非常に細かなAmazonプライム特典もすべてカウントすると、プライム特典は全部で16個となります。

筆者が実際に利用したプライム特典は16個中6個のみ

筆者(30代後半)は20代からAmazonプライムに登録しており、利用期間は8年以上です。その上で今回、記事執筆に当たって「直近1年間で利用したAmazonプライム特典」を洗い出してみました。

すると、実際に利用している特典は16個中6つだけでした。具体的には無料の配送特典、特別取扱商品の取扱手数料無料、プライム・ビデオ、Amazon Music Prime、Amazon Photos、プライム会員限定先行タイムセールです。

半数以上のサービスを使っていない、と考えると「あれ、実はAmazonプライムってそこまで良いサブスクではないのでは……?」という疑問も湧いてきますね。

Amazonプライム不要説

筆者は「16個中、6個の特典」を利用しています。

そしてAmazon Photosの代わりにGoogleフォト、Amazon Music Primeの代わりにSpotifyを使っている方などであれば、筆者以上にAmazonプライムを「使っていない」ケースは珍しくないでしょう。

するとAmazonプライムはそもそも不要という考え方もできます。Amazonプライムは「実は不要ではないか」と言われる理由をご紹介します。

非会員でも3,500円以上の買い物なら送料無料

Amazonプライムの特典のひとつは「無料の配送特典」。しかし、プライム会員でなくとも3,500円以上注文すれば配送料は無料になります。

非会員でも3500円以上の買い物なら送料無料1
(画像はスマホライフPLUS編集部で作成)

商品をいくつかまとめ買いすれば3,500円以上にすることは可能。また、プライム会員でなくとも多くの場合翌日には配送されるので、お急ぎ便が使えなくてもさほど不便はないでしょう。さらに配送は基本置き便、もしくはヤマト運輸などの宅配業者の日時指定が使えるため、お届け日時指定便が使えなくても大きな問題はありません。

1点からの購入でも送料無料の通販サイトもすでに存在している

1点からの購入でも送料無料の通販サイトはAmazon以外に存在しています。たとえばヨドバシ.comであれば送料無料、翌日配送のサービスを追加料金なしで受けることができます。

つまり「Amazonからの購入」にこだわらないのであれば、同じ商品をヨドバシ.comで買えば充分なケースも多くあります。送料無料「だけ」を目的にAmazonプライムに加入しているならば、通販サイトの乗り換えも十分に検討の価値があるのではないでしょうか。

ネットスーパーの普及

プライム会員であれば8,000円以上の会計で配送料無料でAmazonネットスーパーを利用可能。なお、会計が8,000円未満の場合は390円の配送料がかかります。しかし、地域のネットスーパーの方が便利な場合もあります。

たとえば楽天は「楽天全国スーパー」という、全国のスーパーと提携したサービスを行っています。

「楽天全国スーパー」は100円(税抜)につき楽天ポイントが1ポイント付与され、スーパーによってはよりポイント還元が増える商品もあります。また、たとえば楽天西友ネットスーパーは送料330円(税込)ですが、一定金額以上購入すれば送料無料になることもあります。

一方、Amazonネットスーパーはまだまだ全国区ではなく、価格も少々高めという場合もあります。特に地方に住んでいる場合、Amazonネットスーパー目当てでAmazonプライムに入る意味はほぼないと言っても過言ではないでしょう。

そもそも日時指定便は意外と配送が遅れることも

日時指定便を使っていたとしても、商品によっては配送のタイミングが遅れることも。また大きなセール時には指定できる日時が何日も後になるケースもあります。

日時指定での配送を目当てにAmazonプライムを利用している場合、意外とストレスフルなサービスという側面もあるのではないでしょうか。

見たいドラマや映画があるときだけ単月で加入すれば十分では?

Amazonプライムの「配送」以外の目玉のひとつは、プライムビデオ。たとえば『沈黙の艦隊』や『ザ・ボーイズ』などAmazonプライムでしか視聴できない作品も少なくありません。

もっとも目当ての作品が数多くないのであれば、見たい場合はその単月でAmazonプライムに加入すれば充分でもあります。プライム会員は加入と退会を繰り返したとしても、特にペナルティはありません。

プライムデーのタイミングで単月加入するとお得?

プライムデーは、Amazonのプライム会員に向けたセールで、Amazon製品を始め、多くの商品が非常に安く購入可能です。そのタイミングだけプライム会員になった場合でもセールに参加できますが、お得になるかどうかはその商品によります。

プライムデーのタイミングでの単月加入でもお得になる?1
【左】プライムデー開催時に購入した商品【右】プライムデー期間外に購入した商品

たとえば筆者はプライムデー開催時に4,600円でペットシーツを購入していますが、この商品は期間外では5,780円です。つまり、このためだけにプライム会員になった場合、4,600円に月額会費600円が上乗せされるため、5,200円。プライムデーのためにプライム会員になった人でもお得に買い物ができます。

プライムデーのタイミングでの単月加入でもお得になる?2
【左】プライムデー開催時に購入した商品【右】プライムデー期間外に購入した商品

一方、この商品の場合、プライムデー開催時は4,298円、期間外は4,618円。プライム会費を足した場合、セールの金額をオーバーしてしまうため、お得とはいえません。

つまり、プライムセールがある場合、ほしいものの金額をチェックしておき、プライム会費を足してもお得になる場合は会員になるのがいいでしょう。

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