2023年6月から世界的なICチップ不足で販売が中止されていた「無記名Suica」ですが、2025年3月1日からようやく販売が再開されました。でも、わざわざみどりの窓口に並んで無記名Suicaを購入するのは面倒ですよね。そこで今回は、もっと簡単に無記名Suicaが入手できる方法を紹介しましょう。
25年3月から「無記名Suica」の販売も再開されている!
JR東日本では世界的なICチップの不足により、2023年6月8日からカード型Suicaの販売を一時中止していました。
そもそもカード型Suicaは、券面に氏名が記載される「記名式Suica(My Suica)」と、氏名の記載がない「無記名Suica(Suicaカード)」の2種類があります。
記名式Suicaは、記載されている人物以外は利用できないため貸し借りはできませんが、無記名Suicaのほうは誰でも利用可能となっています。
すでに記名式Suicaは2024年9月1日から販売が再開されていましたが、ようやく無記名Suicaのほうも販売が再開されたんですね。
●JR東日本「無記名の「Suica」・「PASMO」カード発売の再開に関するお知らせ」は→こちら(PDF)
しかし、無記名Suicaを購入するために、わざわざみどりの窓口に並ぶのは面倒ですよね。そこでおすすめしたいのが、首都圏のJR東日本の駅にある「多機能券売機」です。こちらなら、誰でも簡単に無記名Suicaを買えますよ!


なお、JR東日本によると無記名Suicaのほかに「りんかいSuica」と「PASMO」のカードも販売が再開されましたが、東京モノレールの「モノレールSuica」は25年3月14日をもって終了。今後は通常のSuicaが販売されることになりました。
また、25年3月15日からは新たにSuicaを利用できる長野県の篠ノ井線・信越本線・大糸線において、無記名Suicaの新規発売が実施される予定です。
無記名Suicaは「多機能券売機」や「話せる指定席券売機」で購入可能!
無記名Suicaは、首都圏のJR東日本の駅に設置されている多機能券売機で購入できます。
多機能券売機では、短距離きっぷの購入や定期券の新規購入・継続購入、Suicaへのチャージ、一部企画きっぷなどが買えますが、指定席特急券や遠距離乗車券を購入することはできないため、比較的空いているのが特徴です。
JR東日本の公式サイトでは多機能券売機が設置されている駅を検索することができるので、事前にJR東日本の公式サイトから確認しておきましょう。
●JR東日本公式サイト「多機能券売機のある駅」は→こちら
多機能券売機から無記名Suicaを購入するのは簡単です。まず、トップ画面の「Suicaの購入」から「無記名Suicaカード」を選択し、次に購入金額を選ぶだけ。
選べる金額は、1,000円、2,000円、3,000円、4,000円、5,000円、1万円の6種類で、金額を細かく指定することはできません。
もちろん、無記名Suicaの購入時にはデポジットの500円も必要になるので、指定した金額から500円引かれた金額がSuicaにチャージされます。
ほかにも「話せる指定席券売機」でも無記名Suicaを購入することは可能ですが、オペレーターによる対応が必要となります。
なお、特急券の予約や遠距離きっぷが購入できる「指定席券売機」では、Suicaの購入ができないので注意してください。
多機能券売機で無記名Suicaを購入する手順




まとめ
いかがでしたか? 今回は無記名Suicaを多機能券売機で購入する方法を紹介しました。
現在は、JR東日本の駅にある多機能券売機から簡単に購入できるので、わざわざみどりの窓口に並ぶ必要はありません。
もし、無記名Suicaが必要になったら、ぜひ多機能券売機で購入してみましょう。