昨今は仕事以外でメールを使う機会が少なくなっていますが、メールに苦手意識を持っているZ世代はどのくらいいるのでしょうか。そこで今回は、「Z世代のメールに関する意識調査」をご紹介します。
メール送信未経験者がメール送信経験者を上回る結果に

Onebox株式会社が提供するメールDXツール「yaritori(ヤリトリ)」では、23~25歳の会社員・300人を対象に「Z世代のメールに関する意識調査」を実施。
はじめに「社会人になるまでのメールの利用頻度について教えてください」と質問すると、「ほとんど使ったことがない」「全く使ったことがない」との回答が4割以上(44.3%)と高い割合を占めました。
「よく利用していた」と答えたのは21.7%であることからも、メールを利用していたZ世代は少ないことが分かります。

次に、「よく利用していた」「時々使っていた」の回答者を対象に、「社会人になるまでに、メールを『送信』する機会はどの程度ありましたか?」とたずねると、8割以上(83.9%)が「月数回~ほぼ毎日」送信していることが分かりました。
一方、16.1%がメール送信のほぼ未経験者であることから、調査対象(300人)のうち、社会人になる前にメールの送信経験がある人(140名)は、経験のない人(160名)よりも少ないことが判明しています。
6割近くが「メール送信が苦手」…その理由は?

「仕事でメールを『送信』することに対してどのように感じますか?」とたずねると、58%の人が「どちらかというと苦手」「とても苦手」と回答。得意と感じる人は少ない結果になりました。

では、なぜメール送信が苦手だと感じるのでしょうか。「どちらかというと苦手」「とても苦手」と回答した人に理由をたずねると、「メール特有の挨拶やマナーが分からない」との回答がもっとも多くなりました。敬語を含めた文章の作成が苦手だと感じているようです。
また、日常的に使用するLINEなどのSNSとの比較ポイントとして、「短文で送れない」「送信の取り消し・編集ができないのが不安」「既読・リアクション機能がなく、会話の終わらせ方が分からない」といったことに戸惑いや不安を感じている人も多いようです。
本調査から、スマホとSNSの普及により、仕事でのメール送信に苦手意識を持つZ世代が多いことが明らかになりました。社会人になるまでにメールを利用する機会が少ないことは、苦手意識を抱く要因に大きく影響しているのかもしれません。
学生のうちからメールに触れたり、メール特有のマナーや言い回しを学ぶ機会をつくったりしておくと、社会人になって戸惑うこともなくなるのではないでしょうか。
出典:【Onebox株式会社】
※サムネイル画像(Image:Koshiro K / Shutterstock.com)