2024年こども家庭庁の調査によると、4人に1人がマッチングアプリ婚だといわれている。マッチングアプリが出会いの場として当たり前になりつつある今、いったいどれくらいの人がマッチングアプリを利用しているのだろうか。また、最近では都道府県によるマッチングサービスも行われているが、利用状況はどうなのだろうか。今回は、恋愛・婚活に関する調査結果を紹介しよう。
自身や周囲では約半数がマッチングアプリを使用している

Parasolが運営する未婚男女のマーケティング研究機関「恋愛婚活ラボ」は、Omiaiと共同で、マッチングアプリ「Omiai」を利用する男女467人を対象にインターネットでアンケート調査を実施した。
「ご自身を含む、周囲でのマッチングアプリの浸透度について教えてください」と質問すると、「ほぼ使っている(2.73%)」「使っている人が多い(22.05%)」「半分くらいが使っている(21.59%)」合わせた46.4%が、自身と周囲の人がマッチングアプリを使用していると回答した。

続けて、「現在マッチングアプリなどのマッチングサービスは何個利用していますか」と質問したところ、最も多かったのは「1個(52.61%)」だった。次いで、「2個(24.88%)」「3個(14.93%)」「4個(4.98%)」だった。中には、5個や6個、10個以上並行利用している人もおり、約半数のアプリユーザーが2個以上のアプリを利用していることが判明した。マッチングアプリ婚増加の背景にはマッチングアプリの並行利用があるのかもしれない。
公的マッチングサービスを「今利用している」割合は13.43%

マッチングアプリの利用状況について見てきたが、利用するマッチングサービスはやはり民間のものが多いのだろうか。最近は各都道府県や市町村が行っているマッチングサービスもあるが、いったいどれくらいの人が利用しているのだろうか。「都道府県や市などの自治体が運営する公的マッチングサービスを利用していますか」と聞くと、「利用していない(66.43%)」が最多だった。
「今利用している(13.43%)」と回答した人は約1割に留まり、まだ利用者が少ないという結果に。「過去利用したことがある(6.47%)」は1割に満たず、今利用している人、過去に利用したことがある人を含めて、公的マッチングサービスの浸透が低いことがわかる。利用者の中には「自治体が運営主体のため安心感、信頼感がある」との声がある一方で、利用していない人からは「利用者が少なくマッチングしづらい」「そもそも存在を知らない」との声が見受けられた。
マッチングアプリが出会いのツールとして当たり前の時代、どのアプリを使ったらいいかわからないという層も一定数いるだろう。複数アプリを利用する人も多いため、とりあえず登録してみて使いやすいアプリや婚活に向いてそうなアプリなど、自分に合ったものを絞っていくと良いのかもしれない。
出典:【株式会社Parasol】
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