アイドルやアニメ、俳優など推しが複数いるのが当たり前の時代。推しの供給は常に安定しているわけではなく、供給が多いときに自ずと支出が増えるわけだが、いったいどれくらいのお金を推し活に費やしているのだろうか。また、推し活への支出を浪費だと感じないのだろうか。今回は、推し活とお金に関わる調査結果を紹介しよう。
推し活への支出は、月に1万円以内が約8割

Liumeは、2025年2月3日~3月5日、推し活をしている10代~50代427人を対象に、推し活に関する調査を行った。
「推し活に月平均どれくらいお金を使いますか?」と尋ねると、最も多かったのは「月5,000円未満(51.1%)」で、次いで「5,000円~1万円(26.9%)」「1万円~3万円(15.5%)」だった。約8割が1万円未満で推し活を楽しんでいるようだ。

年代別に推し活に使う費用の実態について見てみると、10代の月額平均は約8,718円、20代は約17,689円、30代は約20,416円という結果に。10代においては、自由に使えるお金が限られている中で、大きな額を費やしていることがわかる。30代においては、「1万円~3万円(40.0%)」が最多となり、「3万円~5万円(6.7%)」「5万円~10万円(10%)」と積極的にお金を使う「重課金層」がいることも判明した。
「推し活=自己投資」と捉える人は約7割

どの年代でも推し活に積極的であることがわかったが、推し活を浪費だと捉えないのだろうか。「推し活に使うお金は自己投資だと思いますか?それとも浪費だと思いますか?」と質問したところ、「完全に投資(29.3%)」「やや投資寄り(39.1%)」と回答しており、約7割が推し活を自己投資と捉えていることがわかった。推し活をポジティブ捉えている人からは「推し活を通じて友達が増えた」「推しをきっかけに新しいことに挑戦できた」など、交友関係の広がりや自己成長を実感した声が寄せられていた。一方で、「完全に浪費(8%)」は1割に満たない結果に。推し活は単なる消費ではなく、自己成長や精神的充足につながる活動だと認識する人が多いようだ。
推し活をポジティブに捉え、その分お金をかける人が多いとわかったが、「推しのために使いすぎてしまった」「実用性のないものを買いすぎてしまった」など、後悔することがないようにグッズを厳選するなどを心掛け、推し活を楽しみたいものだ。
※サムネイル画像は(Image:「写真AC」より)