「おばさん」と言われるようになるのは、見た目の印象なのか年齢的なものなのか。明確な定義はないが、時代や世代によって、「おばさん」のカテゴリーには相違があるようだ。果たして令和の高校生は何歳からが「おばさん」だと思っているのか? 株式会社ワカモノリサーチが行った調査結果から、現役高校生のリアルな声を見てみよう。
高校生が「おばさん」だと思う年代は「40歳以上」が最多

2025年4月10日~18日、株式会社ワカモノリサーチでは、10代・現役高校生を対象としたマーケティング情報サイト「放課後NEWS」を通じて、全国の現役高校生の男女169人を対象に、「ずばり!何歳からが“おばさん”だと思うのか?」について調査を実施。質問には、5歳刻みで20歳以上~60歳以上の年齢層から選んでもらった。
令和の現役高校生から見た「おばさん」と感じる年代は、「40歳以上」との回答が31.0%で最多となった。次いで「35歳以上」が14.3%、「50歳以上」が13.7%、「45歳以上」が11.9%であった。
「30代ではキレイな人がたくさんいる」「40過ぎたあたりから老化が見えてわかる」といった声が目立ち、高校生の多くは、見た目の面で30代はまだ若く、40歳を過ぎると若さに陰りが出てくると感じているようだ。
ほかに「四十肩というから」というコメントもあり、体に出る老化症状の名前からおばさん年齢の線引きをしている場合や、40歳以上がおばさんだと考える背景には、母親の年齢が影響していると見られる。
アラサー・三十路などおばさん感のある言葉が出てくるのは30代

「35歳以上」をおばさんだと思うと回答した人の中には、「いろんなことに焦り始めているイメージがある」といった具体的な行動を目の当たりにして、そのような印象を持つ高校生も。
また、「ファッションにトレンドを取り入れている人が少ないと感じるから」という意見もあり、若者で流行しているトレンドは、さすがに35歳を過ぎると似合わなくなるというイメージを持つよう。
また、10人に1人が「30歳以上がおばさん」と認識していることも判明。その理由に「アラサー」「三十路」という言葉がそう思わせるようで、「20代にはおばさんを連想させるようなワードはないけど、30歳になった途端、おばさん感のある言葉が世間にあふれ出す気がする」といった、思わず納得してしまう意見もあった。
なかには「20歳以上がおばさん」と回答をした人も少数おり、「自分より年上は全員おばさんだと思う」といった衝撃的なコメントも。青春真っ只中である高校生時代こそが若者の頂点であり、20歳を超えたらもう若くないと思っている高校生もいるようだ。
年齢は変えられないが、見た目を若々しく保つ努力は可能だ。トレンドは、見る雑誌やアプリなどの媒体も変わってくるように年代によって違うもの。ファッションやメイク、ヘアスタイルなど、その年代の流行にアンテナを張りつつ、“自分らしさ”も大切にしたいところ。ステキな年齢の重ね方ができれば、自然と魅力的な大人女性である“おばさん”を目指せるのかもしれない。
出典:【株式会社ワカモノリサーチ】
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